還暦を機に始めた撮影トレッキングに行ったネパールヒマラヤ・パキスタンカラコルム・ヨーロッパアルプス・日本アルプスなどの山岳写真のほか内外の風景写真を掲載しています。


by chusan8611
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(60)ネパール・カトマンズ百景

CHUSANの写真ブログ《 感動発信! 感動共有! 》
NO60:ネパール・カトマンズ百景

みなさんの中には、《ヒマラヤ》は見たことはないが、《カトマンズ》の町には行ったことがあるという人が多いのではなでしょうか。カトマンズは、ネパール王国の首都であり、政治、経済、観光などの中心都市です。また、ヒマラヤ登山やトレッキングの重要な基地でもあります。カトマンズはネパールのほぼ中央部に位置し、周囲を3000級の山に囲まれた盆地(標高1300m)にあります。郊外の高台に行けば、彼方にヒマラヤの高峰を望むこともできます。カトマンズには、ヒンズー教や仏教の古い寺院が多く点在し、赤いレンガの民家が立ち並び、人々が様々な生活を送っています。

カトマンズには、ヒマラヤ撮影の度に相当回数訪れていますので、カトマンズ国際空港に到着して、一種独特の蒸し暑さと臭いを嗅ぐと、「また、カトマンズに戻って来たな・・」という思いがこみ上げてくるから不思議です。

この街の風景は、来る度にスナップ的に撮影していますが、とくに、2003年、《ゴーキョ・ピーク》トレッキングに来たときは、悪天候のためルクラ行きの飛行機やヘリコプターは飛ばず、5日間も停滞となりました。その間やることがありませんので、カトマンズの街中や郊外の風景を撮りまくったお想い出があります。

数多く撮影したカトマンズの風物詩・風景の中から、いくつかの作品を投稿しますのでご高覧ください。

2009-11-21  加藤忠一記

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01*カトマンズ市街1:スワヤンブナード寺院展望台にて*スワヤンブナード寺院の東側の展望台からは、カトマンズ市内が一望できる。こうして見ると、カトマンズも市街地化が進み、近代的なビルが多く見られるようになった。

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02*カトマンズ市街2:スワヤンブナード寺院展望台にて:*しかし、市内のあちこちを歩いていると赤レンガの二階建てや三階建ての家が多く、大通りから一歩中に入ると、土レンガを積んだだけの平屋の家なども多く見られる。

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03*道路に寝ころぶ牛たち:カトマンズ市内にて*この街では、《牛》は神聖な生き物として大切にされている。大通りにも牛たちが寝ころび、人や車は当然のように牛たちを避け通り過ぎて行く。

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04*裏通りを行く牛:カトマンズ市内にて*牛たちは裏通りにも、散策?に現れる。これを見る人も、完全無視?か、極めて無関心である。

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05*市内をねり歩くゾウ:カトマンズ市内にて*時にはゾウさんも現れる。マイクロバスで市内を通過中に出会ったが、突然の大物にシャッターがブレてしまった。

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06*裏通り風景1:カトマンズ市内にて*近代的な建物で占められた大通りを一歩中に入ると、そこは雑然とした裏通りとなる。小さな露店や縁台に商品を陳列しただけの店が見られる。カトマンズの生活風景はこれが一般的シーンである。

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07*裏通り風景2:カトマンズ市内にて*共同炊事場のある住居地である。ここは子供たちの遊び場であり、炊事場、洗濯場、お風呂場(上半身を洗う)などに利用される。住民にとってこの場所は、まさに《生活の場》である。

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08*裏通り広場で遊ぶ子供たち:カトマンズ市内にて*どこに行っても子どもたちは元気である。でんぐり返しをしている子供、頭を抱える子供、踊る子供、これを見る子供たちなどいる。なんと愉快な世界であろうか。

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09*露天商のおばさん1:カトマンズ・アッサントーレにて*この通りのバザールにはカーペット、仏具の店のほかに金属製の鍋、釜や壺、衣類、化粧品などあらゆる日常生活品が縁台のような板に上に並べられている。このおばさんは落花生などの豆類やレモンを並べていた。

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10*露天商のおばさん2:カトマンズ・アッサントーレにて*身動きできないほど混雑する路上に商品を並べている青空市である。色合いの超派手な雑貨売りの店である。

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11*露天商のおばさん3:カトマンズ・アッサントーレにて*即席の果物露天商である。こんな簡単な店構えで商売になるのだろうか。

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12*露天商のおばさん4:カトマンズ・アッサントーレにて*香辛料の露天商である。インド料理と同様にネパール料理も、色んなスパイスを使うのでこの店は客が多い。

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13*露天商のおばさん5:カトマンズ・アッサントーレにて*近郊の農家から仕入れてきたのであろうか。この店では、玉ネギ、里芋、唐辛子、ニンニクなどを籠に入れての販売である。

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14*カトマンズ田園風景1:カトマンズ郊外にて*カトマンズに来た時は出来るだけヒマラヤ展望台に行くことにしている。カトマンズ郊外の《カカニ》、《ナガルコット》、《ドリケル》の三か所であるが、その展望台に行く途中に、カトマンズ郊外の田園風景が広がる。ここは緑多い斜面に、別荘など大きな家が点在する。

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15*カトマンズ田園風景2:カトマンズ郊外にて*ここは水田地帯であるが、裕福な農家が多いようで、いずれも大きな立派な家が見られる。

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16*カトマンズ田園風景3:カトマンズ郊外にて*畑では農婦たちが農作業に忙しそうである。雑草でも取っているのであろうか。緑の作物の中に真っ赤な服を着たご婦人がたたずみ、その色合いの対比が面白い。

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17*カトマンズ田園風景4:カトマンズ郊外にて*カトマンズはどんな田舎に行っても、ストゥーバ(仏塔)が建っている。熱心なチベット仏教(ラマ教)信者が多いのであろう。

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18*カトマンズ田園風景5:カトマンズ郊外にて*ネパールは平地が少なく、急な斜面を開墾した畑地が多い。急斜面は《棚田》として開墾され、天空まで届きそうである。

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19*ドリケルの丘からのヒマラヤ:カトマンズ郊外・ドリケルの丘にて*ヒマラヤの展望台へはカトマンズから車を使えば、一時間ほどで来ることが出来る。展望台からの眺望は、雲の出がちな日中より、早朝か夕方が最適で、朝焼け夕映えに輝く山々は神秘的で、まさに《神々の座》の名にふさわしい。

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20*ドリケルの丘からのヒマラヤ:カトマンズ郊外・ドリケルの丘にて*この丘からは西の空に、ランタン・リルン7245m(画面左)やドルジェ・ラクパ6968m(画面右)などのジュガール山群などが望見出来る。

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21*ナガルコットの丘からの夕日に輝くヒマラヤ:カトマンズ郊外・ナガルコットの丘にて*この丘からはガンチェンポ6387mやドルジェラクパ6968mなどのジュガール山群(画面左)を望むことが出来る。

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22*ナガルコットの丘からのヒマラヤ2:カトマンズ郊外・ナガルコットの丘にて*この日の夕方は天気も良く、落日まえに西の空が赤く染まり始め、ドルジェラクパ6968m(画面左手の大きな山容)が赤く燃えてきた。

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23*パタンの寺院:カトマンズ・パタンにて*パタンはカトマンズ盆地の第二の古都で、いまでもその王宮が残る仏教徒の多い町である。王宮通りにはバザールも開かれ、人通りも絶えない。画面右手の王宮は塔と寺院の複合建築で歴代の王が建築、増築し、中世建造物の極致の感がある。

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24*パタンの王宮寺院入り口:カトマンズ・パタンにて*寺院の入り口には、門番であろうか、巨大な像の石象がおかれている。

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25*寺院でくつろぐ老人たち:カトマンズ・パタンにて*王宮には、たくさんの人たちが往来し、付近の老人たちが思い思いに談笑していた。

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26*岩塩露天商のおばさん:カトマンズ・パタンにて*パタンに来ると、この岩塩売りのおばさんから《岩塩》を買って帰ることにしている。ヒマラヤの岩塩は、トマトなど野菜にかけて食べると絶品で、これを欠かしたことがない。

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27*おもちゃ売り:カトマンズ・パタンにて*夕方近く望楼の上で俯瞰撮影していると、一人のご婦人が玩具売りに近づき、子供のオモチャを買っていた。王宮での一コマである。

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28*側壁を飾る木彫りの出窓:カトマンズ・ハヌマンドカにて*パサンターブル・パワンの外壁であるが、レンガを積む途中で木窓をはめ込んだ建築様式で精緻に作られた彫刻物には驚かされる。

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29*ハヌマン・ドカ(旧王宮)入り口:カトマンズ・ハヌマンドカにて*旧王宮の入り口には門番のガードマンとたくさんの《守り神》がにらみを利かせて立っている。

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30*おみやげ露天商:カトマンズ・ハヌマンドカにて*チベット仏教の舞踊劇に使われる木彫面や仏具、ヒンズー教の土産品などが一緒に売られ、いかにも両教混淆の国らしい。

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31*怖い神様・カールバイラブ像:カトマンズ・タルバール・スクエアにて*ハヌマンドカ前(旧王宮前)にあるこの像は、右手に剣、左手に切り取った腕と生首を持っている。この像は破壊神シヴァ神の忿怒相とのことですが、表情はユーモラスである。

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32*バクタプール(バドガオン)の寺院:カトマンズ・バクタプールにて*パクタプールはバドガオンとも呼ばれ、いまから1200年前に創られた首都で、55窓の宮殿など歴史的建造物も多い。

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33*アパート風景:カトマンズ・バクタブルにて*レンガ造りの出窓を持った古いアパートと思われる建造である。一階は商店として使われ、二階は住居になっている。

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34*スワヤンブナード寺院入り口のタルチョ(祈りの旗):カトマンズ・スワヤンブナード寺院にて*カトマンズの西方の丘に建つスワヤンブナード寺院の入り口には、幾筋ものタルチョ(祈祷旗)がはためき、金色の仏像が迎え入れてくれる。

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35*スワヤンブナード寺院全景:カトマンズ・スワヤンブナード寺院にて*スワヤンブナード寺院のストゥーバ(仏塔)の高さは9m、直径は18mで大きな目玉が描かれている仏教寺院である。カトマンズでもっとも有名な寺院の一つで訪れる参拝客は絶えることがない。

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36*大目玉の寺院:カトマンズ・スワヤンブナード寺院にて*ストゥーバ(仏塔)の四面に描かれた目は、ネパール特有のもので、森羅万象を見通すといわれている。

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37*モンキーテンプルの親子:カトマンズ・スワヤンブナード寺院にて*スワヤンブナード寺院はサルが多いことで有名な仏教寺院である。私が訪ねたときにも、親子ともども早速に歓迎してくれた。

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38*ボウダナード寺院全景:カトマンズ・ボウダナード寺院にて*ボウダナード寺院はチベット仏教(ラマ教)の寺院で、そのストゥーバ(仏塔)は、直径27mもある世界最大級のものである。カトマンズ第一級の聖地であり、ヒマラヤ登山を前に必ずシェルパはここで登山の安全を祈願するという。

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39*巡礼者:カトマンズ・ボウダナード寺院にて*巡礼者や参拝者は、ストゥーバ(仏塔)の周囲を時計周りに回ってお祈りをしながら歩く。右手には数珠やマニ車を持っている。

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40*火葬場風景1:カトマンズ・パシュパティナート寺院にて*このパシュパティナート寺院はパグマティ川に面したネパール最大のヒンズー教寺院で、前の川(パグマティ川)には《ガーナ》と言われる火葬場がある。この火葬場ではときには荼毘に出会うことがある。私が訪れた時にも火葬が行われていた。他人の火葬など出会ったことがない私にとって、目の前の儀式は、ただただ驚きであった。

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41*火葬場風景2:カトマンズ・パシュパティナート寺院にて*この石台には遺体が置かれ、死者を弔う儀式の後、遺体はこの台の上で火葬にされる。

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42*火葬場風景3:カトマンズ・パシュパティナート寺院にて*パシュパティナート寺院前のパグマティ川の対岸には、石段の席が設けられ、多くの人たちが見物していた。観光客や一般人等も自由に出入り出来るようである。私も何回かはこの席に座って葬儀の模様を見物したが、ここにいた時ほど、人の《死》について考えさせられたことはない。

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43*火葬場風景4:カトマンズ・パシュパティナート寺院にて*火葬場のすぐそばの場所では、人々が《沐浴》や洗濯をしている。パグマティ川はインド・ガンジス河の小支流であり、聖なる大河に通じていることから沐浴が行われているという。頭髪を洗うにしても、清流とはいえないこの川で大丈夫なのだろうか。


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44*スナップ:カトマンズ・パタンの寺院にて*ヒマラヤへの玄関口である《カトマンズ》は、ネパールのすべてが凝縮され、とても活気に溢れた街である。また、中世の面影を色濃く残し、なにか《時》がゆっくりと進んで行く雰囲気の街でもある。ヒマラヤの山奥まで入り、トレッキングしながらの撮影が出来ななくなったら、この街を再訪しながら、ドリケルの《丘》にも立って、過ぎ去りしヒマラヤ巡礼を想い出しながら、ヒマラヤの峰々を望見してみたい。   《完》
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by chusan8611 | 2009-11-21 14:50 | 世界の風景