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還暦を機に始めた撮影トレッキングに行ったネパールヒマラヤ・パキスタンカラコルム・ヨーロッパアルプス・日本アルプスなどの山岳写真のほか内外の風景写真を掲載しています。


by chusan8611
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(9)想い出の上高地

Chusanの写真ブロブ《感動発信!感動共有!》
NO9:想い出の上高地

《上高地》は、北アルプス表銀座コースを縦走して辿り着いた終着地であり、また、穂高・槍への出発地です。山歩きに熱中していた若い頃に、数え切れないほどこの地を訪れました。
この地に立てば、《青春時代の山旅》が甦り、この地に入ると、《若き日の自分》に帰ることができます。

そんなことから、最近でもカメラ片手に暇をみつけては通い続けています。
それにしても、最近の上高地は、夏から秋にかけてのシーズン中は観光客で混雑し、かっての静かな上高地は期待できません。

そこで、河童橋付近のホテルが店じまいする11月中旬に出掛けることにしています。定宿は《西糸屋別館》です。(料金が安く、風呂が良い)現役時代は温泉ホテルや偶には帝国ホテルなどにも泊まりましたが、今は専ら《西糸屋組》です。

また、私の《上高地お気に入り撮影ポイント・ベスト3》は、
(1)初冬の田代湿原(早朝)
(2)晩秋の梓川(夕暮れ・明神池付近の川原)
(3)早春の大正池(早朝)
などです。

   2006-9-12    加藤忠一記

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01*春の帝國ホテル・1996-06*若いときは指をくわえて通り過ぎた憧れのホテルで赤い三角屋根が印象的である。

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02*早春の大正池・1998-04*乗鞍撮影の帰りに立ち寄ってみた。ツララの釜トンネルを抜け、朝光の大正池畔に立ってみた。

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03*春の田代池/1996-06*6月の田代池は新緑でむせ返る様である。薄緑から濃緑の樹々が水面に倒影している。

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04*春の田代湿原・1996-06*湿原入り口にある小さな水溜りに前穂高が倒影している。定番のポイントである。

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05*春の大正池と焼岳・1996-06*大正池も水面が後退し立ち枯れの樹々も少なくなってきている。大正池中間から見た焼岳である。

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06*初夏の梓川と穂高岳・1996-06*この時期は岳沢や穂高にも残雪が多く、緑と白のコントラストが美しく映えていた。

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07*新雪の穂高連峰・1999-11*この時期は観光客も少なく静かな上高地散策ができる。梓川の川越しに新雪の穂高が美しい。

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08*晩秋の小梨平にて・1999-11*夏はキャンプ地で賑わう小梨平も、晩秋は人影も無く静まり返っていた。

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09*雲行く穂高連峰・1997-10*穂高上空は何処までも高く、澄み切った空にいく筋もの雲が過ぎ去って行く。

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10*新雪の穂高岳倒影・1997-10*上高地お気に入りのポイントで毎回訪れては倒影状態を確認してみる。この日は新雪が見事に投影していた。

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11*錦繍の岳沢と穂高岳・1996-10*この年の上高地はすばらしい紅葉・黄葉が見られ、とくに岳沢の色彩は見事であった。

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12*秋色の西穂山稜・1996-10*梓川上部から西穂山稜にかけての樹々が黄葉し、ところどころには紅葉の木が点在し《錦絵の山稜》が描かれていた。

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13*新雪の焼岳・2001-11*大正池から梓川沿いに河童橋に帰る途中、振り返った視野に新雪の焼岳が飛び込んできた。

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14*夕陽の河童橋にて・1999-11*夕暮れの梓川左岸に立つ。残照が河畔の樹々を照らし、間もなく岳沢もシルエットになって行く。

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15*朝光の輝き・2001-11*梓川左岸も明神池近くに来ると訪れる人も少なく、折りしも、対岸の樹が朝陽にキラキラと輝いていた。

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16*晩秋の田代湿原にて・1996-11*田代湿原の四季は上高地を代表する撮影ポイントである。秋彩の前穂つり尾根を切り取ってみた。

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17*光る湿原・1999-11*田代湿原に六百山稜線から早朝の光りが差し込んだ瞬間には《白い世界》が現出する。

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18*朝光輝く樹々・1999-11*六百山から早朝の光りが差し込むのを多数のカメラマンが待っていた。そんな人たちが立ち去ってから三脚を立てたがすでにクライマックスは終わってしまった。

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19*新雪の朝・1999-11*朝になってもガスが岳沢を包む。そんな一瞬、切れ間から新雪の前穂高が顔を覗かせてくれた。

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20*夕陽に染まる前穂高岳・1999-11*昨夜来の新雪が穂高の岩尾根に降り積もった。その岩肌が夕陽に赤く染まっていった。  《完》
by chusan8611 | 2006-09-12 13:29 | 日本の山岳風景