還暦を機に始めた撮影トレッキングに行ったネパールヒマラヤ・パキスタンカラコルム・ヨーロッパアルプス・日本アルプスなどの山岳写真のほか内外の風景写真を掲載しています。


by chusan8611
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(15)シャングリラ紀行2006

Chusanの写真ブロブ《感動発信!感動共有!》
NO15:シャングリラ紀行2006

10月初旬から二週間ほど中国・横断山脈の撮影に行ってきました。その速報報告として、他のブログ《chusanのハマ通信》に投稿しましたが、今回、フィルム作品が仕上がりましたので、フィルム・スキャンをした上で、フイルム作品の幾つかを投稿します。

横断山脈への入山は2004年&2006年に次いで三回目でしたが、過去二回は天候に恵まれず期待した撮影ができませんでした。しかし、今回は神山が微笑んでくれて、イメージ通りの撮影が出来ました。なお、使用のカメラは《ペンタックス645N》,フィルムスキャナーはキャノン《CanoScan9950FV》を使ってスキャンしました。

   2006-11ー2  加藤忠一記

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01*馬返しの峠にて・四川省洛絨牛場4200mにて*亜丁の村からは《馬》に乗っての移動になる。およそ三時間をかけ亜丁の谷を上りきると、谷最奥の《洛絨牛場》に到着する。馬はここで返すことになる。この峠に立つと谷の右に央邁勇峰5898m、左には夏諾多吉峰5898mが屹立している。2004年の時はここに中国軍のテント場が設置され、そのテントに宿泊して星空の山や朝日で真っ赤に染まった山を撮影できたが、今年からはテントが撤収され宿泊不能であった。ガイドの話では最近秘境ブームで中国観光客が殺到し、環境保全上から宿泊テントが撤収されることになったとのことである。

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02*ヤクと央邁勇峰5898m・四川省洛絨牛場4200mにて*この峠には昼頃の到着になり山も雲が出始め、頂上にも何度となく雲が覆い始めた。ヤクの遠吠えにふと峠を見ると一頭の《ヤク》がポツンと立っていた。この付近はヤクの放牧場になっており迷い込んだようである。バックに央邁勇峰を入れなんカットかシャッターを押してみた。

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03*夕方の仙乃日峰6032m・四川省沖古寺4000mにて*亜丁三山の中の最高峰で山容の大きい堂々たる山である。早い夕食を済ませ沖古寺のロッジを出てみると、逆光の中北壁が目の前に姿を現し、時折、雪崩が北壁を降って行った。

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04*央邁勇峰5898m・四川省洛絨牛場4200mにて*この鋭鋒は亜丁の谷の最奥に聳え立っている。この鋭鋒が朝日を浴び真っ赤に燃えた時は(2004年)、しばしシャッターを押し忘れるほの感動であった。

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05*雲行く太子峰6740m・雲南省飛来寺先3500mにて*亜丁三山の撮影を終え梅里雪山域に入ったが、この山域では好天に恵まれ、朝の撮影に続き昼の太子峰&明永氷河の撮影に出掛けてみた。折から頂上付近にはいろんな形の雲が飛来し見事なシーンを展開していた。

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06*武丁峰5993mと武丁峰氷河・雲南省飛来寺先3500mにて*飛来寺や徳欽観景台から見える梅里雪山連峰のうち、一番右に立っている峰である。標高は低いが、ここ飛来寺の先にある撮影ポイントからは、主峰《太子峰》にも見劣りしない山容と氷河を持ってる姿を撮影できる。

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07*昼の太子峰6740m・雲南省飛来寺先3500mにて*梅里雪山連峰13座の最高峰である。長大な明永氷河を持ち左右に稜線に広げ、主峰に相応しい山容の高峰である。

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08*星明かりの梅里雪山・雲南省飛来寺3500mにて*夜中にトイレに行き、梅里雪山を見上げると満天の星空であった。チャンスとばかり急いでカメラをセットした。暗闇の中でのセットのためカメラの水平が出ているか心配であったが《直感》を頼りにセットしてみた。50分のバルプ撮影にして10分毎にチェックする。星明かりの山撮影は、無風&快晴が条件である。30分のチェック時に山頂を見上げると雲が出始めている。慌ててシャッターを切る。そうしないと星の軌跡が消えてしまう。現像してみると水平は見事に出ていたものの、予感通り軌跡が寸断されていた。

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09*星明かりの神女峰6054m・雲南省飛来寺3500mにて*星明かりの神女峰撮影は長い間の夢であった。三度目にして好機到来であった。右の《五冠神山5470m》と《将軍峰6365m》を入れセットしてみた。撮影中、多少雲が出てきたが何とかイメージに近い撮影が出来た。

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10*黎明の太子峰6740m・雲南省・徳欽観景台3500mにて*梅里雪山入山三日目も好天に恵まれた。早朝、徳欽観景台に移動して明け行く《梅里雪山》の山々を待つ。慎重にカメラをセットし、長い間、夢にまで描いた《シーン》を今日こそはと待つ。その《シーン》とは、黎明&曙光&紅彩の三シーンを撮ることである。撮影の相手は神女峰と太子峰のふたつに絞り込む。そうしないと一瞬にくる曙光を捉えきれない。他の高峰はこの二つの神山の次に撮影すことにした。

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11*曙光の太子峰6740m・雲南省徳欽観景台3500mにて*連峰のうちまずこの最高峰の頂上に一番光がとどく。興奮しながらも冷静に何枚かのシャッターを押す。光は次に神女峰にとどき、標高順に移って行く。

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12*紅彩の太子峰6740m・雲南省徳欽観景台3500mにて*曙光はすぐに消え去り、次に山稜が赤く燃え始める。谷間にシャッター音が響く。カメラマン至福のひと時が始まる。

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13*黎明の神女峰6054m・雲南省飛来寺3500mにて*標高こそ主峰《太子峰》に及ばないが姿形の美しさは梅里雪山NO1である。過去一度も《燃える神女峰》を撮影していない。晴れ渡るこの山を前にして、なんともいえない興奮を覚えた。夜が明けるに従い美しい山稜がピンクに染まってきた。

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14*曙光の神女峰6054m・雲南省飛来寺3500mにて*待ちに待ったシーンがやってきた。多少色の出方が薄い感じであったが、何枚ものシャッターを切っていた。

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15*紅彩の太子峰6054m・雲南省徳欽観景台3500mにて*期待通りの見事な色合いの朝焼けである。神々しいという形容はこのシーンのためにこそあるという思いがした。

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16*黄葉のカラマツと白馬雪山・雲南省白馬雪山峠4200mにて*梅里雪山の手前にこの白馬雪山が横たわって見えてくる。丁度、山稜手前のカラマツが黄葉の真っ盛りであった。そのカラマツの木々を形よく手前に入れ、出来るだけパンフォーカスになるように絞り込んで撮ってみた。

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17*白馬雪山主峰5640m・雲南省白馬雪山峠4200mにて*白馬雪山の山並み中央に氷河をもった主峰が聳え立っている。400mm望遠で慎重に切りとってみた。

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18*黎明の玉龍雪山5596m・雲南省麗江3000mにて*2005年の撮影時には形の良い《かさ雲》が真っ赤に染まってくれたが、今回は雲ひとつない快晴で平凡な朝焼けで終わってしまった。
  
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19*撮影スナップ:太子峰をバックに:2006/10:中国・四川省・飛来寺3600m*    《完》
               
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by chusan8611 | 2006-11-02 18:05 | 世界の山岳風景