還暦を機に始めた撮影トレッキングに行ったネパールヒマラヤ・パキスタンカラコルム・ヨーロッパアルプス・日本アルプスなどの山岳写真のほか内外の風景写真を掲載しています。


by chusan8611
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(38)エヴェレスト街道トレッキング1997

Chusanの写真ブロブ《感動発信!感動共有!》
NO38エヴェレスト街道トレッキング紀行1997

1997年11月に《アンナプルナ山群》の撮影を終え、一旦、カトマンズに帰ってから、エヴェレストを撮影するため、シャンボチェに向かい、エヴェレスト撮影をして来ました。

ご存知の通り、エヴェレスト:Mt Everest・8848mは世界の最高峰・Top of The Worldですが、この最高峰の撮影場所として簡単に行けるのが、シャンボチェ(標高3800m)にある《ホテル・エヴェレスト・ビユー》です。
このホテルは、私の知人でもあるヒマラヤ観光の宮原さんが経営するホテルで、世界各地から観光客が押し寄せます。ホテルの各部屋からはエヴェレストを眺望でき、ベランダからも撮影が出来るエヴェレストのビューポイントです。

さて、エヴェレストは1850年頃までは三角測量の番号名称である《ピーク15》と呼ばれていましたが、1852年に測量データの計算の結果、《世界最高峰》であることが発見され、インド測量局長官として功績のあった「ジョージ・エヴェレスト」の名前がつけられ、以来、エヴェレスト峰が世界最高峰として世に知られ、名称が固定されるようになりました。しかし、エヴェレストはネパール・中国チベットの国境に位置することから、今でも、ネパールでは現地語で《サガルマータ》、中国では《チョモランマ》と呼ばれています。私はチベット語の《チョモランマ》という呼称が大好きで、あまりエヴェレストとは呼んでいません。

エヴェレストの撮影展望台としては、ネパール側からはシャンボチェ(3800m)やカラパタール(5500m)、ゴーキョピーク(5300m)などがあり、中国側からはパンラ峠(5100m)やチョモランマ・ベースキャンプ(5200m)などがあります。私も2003年にゴーキョピーク、2005&2006年にチョモランマ・ベースキャンプに行きましたが、エヴェレストの眺望としては、チベット側のチョモランマBCの方が気に入っています。

シャンボチェ(3800m)へは、1997年当時、カトマンズから小型飛行機が就航していて、カトマンズから50分ほどで行くことが出来ましたが、翌年、この飛行機がヒマラヤ山中に墜落し、現在はカトマンズからルクラ行きの定期便を利用せざるを得なくなりました。

私が訪ねたシャンボチェは新雪も降り、快晴の日にはエヴェレスト山群を思う存分撮影出来ました。そのときの作品を投稿してみます。     2008-11-20  加藤忠一記

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01*エヴェレストへの登山基地:シャンボチェ飛行場にて*私が最初にシャンボチェに行った時(1997年)には、カトマンズからの小型飛行機がシャンボチェ飛行場へ就航していた。カトマンズから50分ほどで到着する。シャンボチェ飛行場は急な崖の上にあり、滑走路は上向きに作られていて、着陸と同時に急ブレーキをかけると自然に滑走路上に停止出来るように設計されているようである。土煙を上げて着陸するとタムセルクが出迎えてくれた。(写真後方の山:タムセルク)

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02*エヴェレスト街道への道:シャンボチェにて*現在はシャンボチェ飛行場が閉鎖され、時々、ヘリコプターのチャーター便が離着陸しているようである。当時はここが《エヴェレスト街道》への出発地で、高度順応してから出発となる。(写真中央の山:アマダブラム)

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03*コンデ・リ山群に架かる彩雲:シャンボチェにて*シャンボチェを出発して間もなく、後方を振り向くとコンデ・リ(6187m)の上空に彩雲が出ていた。雲の形と色具合を見ながら、早速、PLフイルターを装着して撮ってみた。

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04*エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*《ホテル・エヴェレスト・ビュー》は、サガルマータ(エヴェレスト)国立公園内シャンボチェに立地し、客室12部屋、収容定員24名の山岳ホテルで、客室からエヴェレスト山群を眺望できる素晴らしいホテルである。ホテル到着の翌日は雪となり、テラス周辺も雪化粧していた。(写真後方の山:クンビラ5761m)

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05*夜明け前のエヴェレスト山群:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*夜明けのエヴェレスト山群を撮影しようと早朝4:00ごろベランダに出て見るとローツェに雲がかかっているものの、ヌプツェ・エヴェレスト・アマダブラムなどがくっきりと見渡せた。この写真は露光20分で撮影したが、多少曇っていたため星が切れてよく写っていない。肉眼ではまだ暗かったが、長時間露光のため山稜が昼間のように撮影されている(写真左からタウツェ・エヴェレスト・ローツェ・アマダブラムである。なお、写真やや中央右方の灯りはタンボチェ僧院の灯りである)。

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06*夜明け前のアマダブラム・Ama Dablam 6812m:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*夜明け前のエヴェレスト山群は、薄暗闇の中、静まりかえっている。そんな中、アマダブラム右方の東の空が明るくなり始め、夜明けの光が射しこもうとしていた。

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07*夜明け前のタムセルク・Tamserku 6623m :エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*アマダブラムの右方にはタムセルクが屹立しているが、ここにもまだ光は射しこんでこない。タムセルク後方に位置するカンテガ・Kangtega 6779m上空の雲が染まり始めてきた。間もなく夜明けの第一光が射しこんでくる。

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08*明け行くタムセルク:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*朝一番の光が射しこもうとするとタムセルクの上空一面に雲が乱舞し始めた。タムセルクの頂上も白み始めてきた。

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09*夜明けのタウツェ・Tawetse 6501m:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*エヴェレストの左に見えるタウツェの稜線にも光が届き始める。

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10*夜明けのエヴェレストとローツェ:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*エヴェレストの東壁(チベット側)へは朝日が届き、東壁は赫光に染まっていると思われるが、ネパール側に位置するシャンボチェは西側のためまだ光が届いていない。しかし、エヴェレストとローツェの上空の雲にはひかりが届き始め赤く染まり始めてきた。

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11*:明け行くエヴェレスト・Mt Everest 8848m:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*漸く、エヴェレストの頂上付近が白み始め、手前のヌプツェ稜線もくっきりと見えはじめ、エヴェレスト上空の雲も染まりはじめてきた。

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12*明け行くローツェ・Lhotse 8516m:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*ローツェ上空も染まりはじめて来る。

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13*朝日射しこむタムセルク:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*しばらくすると、タムセルクの右方から第一光が射しこみ、《朝光のドラマ》が開演となる。タムセルク左上のカンテガは光が一面に射し込んでいる

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14*朝日射しこむヌプツェ・Nuptse 7855mとエヴェレスト:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*太陽が昇り始めるとエヴェレスト前方のヌプツェの壁も輝きを増してくるが、エヴェレストの西壁には全く光が届いていない。しかし、わずかに南東稜には光があたり始めたようである。

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15*朝日に輝くローツェ:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*朝日がローツェの壁全体に差しこみ、ローツェの周囲から雲が湧き立ってきた。

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16*新雪のアマダブラム:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*朝のアマダブラムは新雪に輝き、ホテル・エヴェレスト・ビユーのテラスの向こうの樹氷にも光が射しこんできた。

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17*朝日に輝くアマダブラム:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*エヴェレストの南南西に位置するアマダブラム峰は、エヴェレストの門番のように両肩を張って太い首をやや傾けて立っている。その立ち姿はヒマラヤ連峰の中でも際立っており、世界の名峰の一つにランクされている。なお、アマダブラムとは《母親の首飾り》という意味だそうである。

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18*新雪のタムセルク:シャンボチェにて*新雪の朝、シャンボチェ周辺を散歩し、樹氷の木々を撮影する。紺碧の空に映える樹氷をバックにタムセルクが輝いている。

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19*雲間のタムセルク:シャンボチェにて*午前中の斜光線が射しこむタムセルクを撮影に、シャンボチェ飛行場付近の丘に出かけてみた。丁度、手前の丘に見えるロッジに光が射しこみ、その上空の雲間からタムセルクが氷壁を見せ始めた。

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20*雲湧くタムセルク:シャンボチェにて*タムセルクはシャンボチェ飛行場か真正面に見え、ヒマラヤ襞をつけた峻峰である。とくに雲の湧き立つ中のタムセルクは、私が好んで撮影する名峰の一つである。

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21*朝日に輝くタウツェ:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*午前中の光を山容全体で浴びて立つタウツェ峰は実に雄大である。写真左下に見えるモンラ峠(4200m)にも朝日が射しこんで見える。

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22*新雪のエヴェレスト山群:エヴェレスト・ビュー・ホテルのテラスにて*この日の朝のシャンボチェ周辺は新雪に覆われ、木々は樹氷を纏い、彼方のエヴェレスト山群も朝日を浴びて輝いていた。(写真左からタウツェ6501m、雲に覆われているのはエヴェレスト8848m、その右ローツェ8516m、一番右アマダブラム6812mである)  
                                       
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23*撮影スナップ・アマ:ダブラムをバックに:1997/10:ネパール・シャンボチェ3800m* 《完》
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by chusan8611 | 2008-11-28 13:24 | ヒマラヤ・トレッキング