還暦を機に始めた撮影トレッキングに行ったネパールヒマラヤ・パキスタンカラコルム・ヨーロッパアルプス・日本アルプスなどの山岳写真のほか内外の風景写真を掲載しています。


by chusan8611
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Chusanの写真ブロブ《感動発信!感動共有!》
NO17:カイラス紀行2006(チョモランマからカイラスへ)

還暦を機に始めた私の《ヒマラヤ巡礼》も、今年で11年目を迎えました。その間、ネパール・ヒマラヤ、パキタン・カラコルム、中国横断山脈、チベットなどの山々を撮影して来ました。

この巡礼計画を立てたとき、最終撮影地は《カイラス》と決め込んでいました。
この聖地はチベット族の最高の聖地で、まさに、ヒマラヤ巡礼の終着地と考えていました。しかし、カイラスへ行くためには一ヶ月近い日数と5000mを越える峠をいくつも越しながらの過酷な《旅》を続けなければなりません。

そのため、昨年(2005年)の5月に取り敢えず《チョモランマ・ベースキャンプ》に行き、チベットの標高と薄い酸素に慣れることにして本番に備えました。チョモランマへの道も《長く厳しい旅》でしたが、カイラスへの自信となり今回の計画実施に繋げました。今回はその作品のいくつか投稿します。

   2006-11-19  加藤忠一記

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01*ポタラ宮殿の正面通りを行く巡礼者・ラサ3700mにて*ポタラとはインドの南海に浮かぶ観音菩薩の霊場のこと。その観音菩薩の化身、《ダライ・ラマ》の住まいとして、また政治と宗教の中心として17世紀に築かれた。世界最高所に建つ世界最大級の宮殿は、実に神々しい《たたずまい》でチベット人のシンボルである。また、この地がチョモランマ・ベースキャンプやカイラスへはこの地が出発地であり、また標高が3700mあることから、数日間滞在し高度順応してからスタートするのが一般的である。

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02*ナムツォ湖の夕景・ナムツォ湖4700mにて*チベット語で《天の湖》を意味するナムツォ湖(4718m)はラサから西北に200kmほどの所にある塩湖である。周囲をニェンチェンタンラ山脈(7162m)に囲まれた美しい湖である。チベットでは《マナサロワール湖》(今回撮影した湖)、《ヤムドク湖》(昨年撮影)と共にチベット三大聖湖の一つに数えられるチベット仏教の聖地でもある。ここでも一泊して高度順応をした。

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03*残月とヒマラヤ山脈・パンラ峠5200mにて*この峠はヒマラヤ山脈の大展望で8000m峰が四座も望見され、まさに世界一のヒマラヤ展望台である。この写真は峠で朝焼けのヒマラヤを撮影するため、チョモランマBCを朝4時に出発し峠に06:30頃到着したときに撮影したものである。

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04*朝日に染まるチョモランマ8848m(右)とローツェ8516m(左)・パンラ峠5200mにて*世界で朝一番の光が差し込むのは最高峰のチョモランマ(中国名・英名エヴェレスト)である。その曙光が終わり山稜全体が赤く染まり始める。静かな峠にシャッター音のみが響く。

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05*朝陽に染まるマカルー8463m(左)とマカルーⅡ(カンチェンツェ)7678m(右)・パンラ峠5200mにて*チョモランマが赤くなりはめたと思った瞬間、次に、峠の左ではマカルーが赤く染まり始める。よく見るとマカルーとⅡ峰は標高で800mの標高差があるためか、マカルー全体に光が差し込んでいるがⅡ峰は曙光が届き始めたばかりである。

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06*朝陽の染まるチョオユー8201m(右)とギャチュンカン7952m(左)・パンラ峠5200mにて*峠の右端にはチョオユーが輝き、その左にギャチュンカンが並んで屹立している。ギャチュンカンは標高で8000m峰に22m足りないためジャイアンツ(巨峰)の仲間入りはできない。しかし、ネパール側から見ても大きい山だと思っていたが、チベット側でも実に山容が立派な山である。

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07*ロンブク寺からのチョモランマ8848m・ロンブク寺5000mにて*パンラ峠から約3時間でロンブクに到着する。この地に立つとロンブク谷の奥に《チョモランマ》が大きく立ちはだかって迫ってくる。ロンブクでは二泊して朝夕のチョモランマ風景を思う存分撮影した。

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08*曙光のチョモランマ8848m・ベースキャンプ5200mにて*朝一番のチョモランマを撮影するため、ベースキャンプ前の岩山に立ちその瞬間を待つ。この日はかなりの強風が吹き荒れていたがその瞬間を待ち続けた。頂上付近がポツンと赤くともった瞬間、北東稜の稜線がわずかに輝き始め、前山のチャンツェ7580mの南東壁全体が燃え始めた。興奮してシャッターを押し続けていたが、30分ほど経って右手の指先(シャッターを押すため手袋をはめていなかった)が突然動かなくなり、指先を見ると紫色になっていたので慌てて岩山を下り付近のロッジに逃げ込んだ。

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09*夕日に染まるチョモランマ8848m・ロンブク5000mにて*2005年の撮影時もチョモランマは夕陽にあまり染まってくれなかったが、今回もそれほどの燃えかたが見られなかった。正面の北壁(丁度夕日が当たっている壁)が真っ赤に染まることを期待したが残念であった。

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10*雲行くチョモランマ8848m・ロンブク5000mにて*宿泊地のロンブクでは昼間はあまり撮影の機会がないので専ら休養することが多い。それでもチョモランマの様子が気になるので外を覗く。この日のチョモランマは快晴で北東稜線にはネパール側からくもが湧き上がっては消えて行った。頂上から左に下っている稜線は有名な《チョモランマ北東稜」である。ネパール側からはこの稜線の向こう側の《南東稜》を登る。頂上直下の壁には《マロリー》も眠っている。

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11*羊の放牧とシシャパンマ8,027m・佩枯錯湖4700mにて*チョモランマ撮影後チョモランマの登山基地オールドティンリーにて休養後、いよいよカイラスへ向かう。ルートはチャンタン高原を横断し、サガ・バルヤンにてそれぞれ一泊し、マナサロワール湖へ行く。オールドティンリーを出発して間もなく、シシャパンマ8027mが望見できる。2005年には左側のヤルレブシュン峠4900mにてこのシシャパンマ峰を撮影した。シシャパンマ峰は中国の領地内に位置する唯一の8000m峰である。(チョモランマ8848m(エヴェレスト)はネパール国境にあり、K2峰8611mはパキスタン国境にそれぞれ位置している)

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12*マナサロワール湖4600mにて*長い間夢見たマナサロワール湖である。チベット最高の聖湖である。いたる所に五色のタルチョ(祈祷旗)がたなびく巡礼地でもある。タルチョの向こうに《ナムナニ峰7694m》が聳え立つ。

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13*遙かなるカイラス(カンリンポチェ)6656m・マナサロワール湖4600mにて*マナサロワール湖に到着時は雲に覆われ見えなかったが、夕方になり雲が切れ始め、湖面の向う遙か彼方に聖峰が望見できた。

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14*夕焼け空に浮かぶカイラス・マナサロワール湖4700mにて*チベットでの落日は午後九時30分過ぎと遅く、この日のカイラスは頂上付近の空を赤く染め上げてくれた。マナサロワール湖の湖面の何箇所が一瞬、燃えた空の色を投影していた。

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15*土林とヒマラヤ山脈・ツァンダ(札達県)付近4000mにて*カイラスの基地《タルチェン4700m》で数日を過ごし、天候が良さそうなのでタルチェン北西200kmにある《グゲ遺跡》を目指す。左にヒマラヤ山脈を見ながら砂漠地帯を横断するが、ツアンダ付近まで来ると、柔らかい地層が侵食された《土林・トリン》が広大な範囲に広がっている。グランドキャニオンに似た奇観で現実離れした景観に圧倒される。

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16*燃える土林とトリン・ゴンバ(僧院)・ツァンダ3600mにて*夕方近くになり巡礼者も居なくなったゴンバ(僧院)付近が夕日で赤くなり始め、その向うにそびえる土林も赤く燃え上がってきた。チベット人ガイドから赤い土林はすごいよと言われていたが、想像を絶する景観の現出に言葉も出ず、ただただシャッターを押し続けていた。

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17*夕日で真っ赤に染まる土林*ツァンダ3600mにて*西日を浴びて何箇所もの土林が一斉に輝き始めた。姿形の面白そうな土林を探し、それが赤く染まって行く一瞬を捉えてみた。

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18*グゲ朝陽に妖しく染まる王朝遺跡・グゲ遺跡4100mにて*ツァンダから西方30kmほどの所にグゲ遺跡がある。チベット仏教再出発の地ともいえる王宮ツアンパランが存在した所である。グゲ王国は11世紀に分裂して衰え消え去るまで10万人の人たちが暮らしていたという。近くに《ミイラ石窟》があり、一万体のミイラが眠ると言われ、そのミイラを前日撮影したばかりである。朝陽に染まる岩山の遺跡は身震いするほどの妖しさで迫ってきた。

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19*カイラス(カンリンポチェ)6656mへの祈り・チュクゴンバ下4600mにて*熱心なチベット仏教信者はこの聖山の周りを何周もして祈り続ける。カイラスは一周約52kmあり、それを《五体当地礼》しながら祈りつづけて行く。《五体当地礼》はチベット式最高の礼拝方法である、両方の手を合わせてそれを、はじめ頭、次に口、最後に胸に手をあてて、その手を離したら地面にうつぶせになって手を前方に伸ばす。それを繰り返しながら前進して行く。巡礼者の顔のオデコにはタコができ、膝や手はあざだらけである。この巡礼者は学校の女教師で、布製の大きな手袋をはめていた。これから一ヶ月をかけて五体当地礼をして祈り続けると言う。

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20*カイラス鳥葬台・チュクゴンバ(僧院)下4600mにて*このカイラス鳥葬台は、チベットの三大鳥葬台(ほかにラサ鳥葬台・シガツェ鳥葬台)の一つである。チベット人ガイドによれば、その中でも、ここ《カイラス》を望む地にあるこの鳥葬台は、最高の葬送の地であり、ここで葬られることはチベット人にとって長年の夢であるという。鳥葬とは死者を鳥葬師が切り刻み、その肉片をハゲワシに食べさせる儀式である。満腹のハゲワシは天高く飛び上がり天空の彼方に消え去ると、死者の霊も天空に昇って行くという。この写真はチベット人ガイドに特別に頼み込んで案内してもらった貴重なワンショットである。鳥葬台の右奥に聖山カイラスが見守ってくれている。鳥葬台は大きな岩山の上に作られ、その岩山の周辺には死者の形見であろうか、毛布や衣類、靴などの遺品が散乱していた。

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21*夕照のカイラス山(カン・リンポチェ)6656m・タルチェン4700mにて*この聖山はヒンドゥー教徒、ジャイナ教徒、ボン教徒、そして仏教徒にとって世界最高の聖山である。とりわけチベット仏教徒にとってはカン・リンポチェ(尊い雪山)は仏教の宇宙観がそのまま地上に現れたマンダラであり、ブッダであると考えられている

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22*星明かりのカイラス・タルチェン4700mにて*ヒマラヤやカラコルムなどで何回も星空を撮影して来たが、最後にどうしても撮影したかった《星明かりの山》はこのカイラスであった。二週間以上のキャラバンで身体は疲れきっていたが、星の出揃う夜中を待って出掛けてみた。静まり返ったカイラスの麓にカメラをセットし、祈る気持ちで寒い夜空のもと一時間ほどを待つ。北極星を中心に円周を描いた北天の星座にカイラスがおさまった写真の出来上がりを祈っていた。

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23*鬼湖からのカイラス山・鬼湖畔4600mにて*カイラスを聖山らしく蒼い湖の湖面を前景に撮りたくて、人があまり出掛けないという《鬼湖》に行ってみた。ここから眺めたカイラスは、蒼い湖面の遙か彼方に乱舞する雲を左右に従え聳え立っていた。

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24*吊り橋を渡るチベットの少年たち・バーデン村にて*ラサへの帰り道はのんびりとチベット村風景やスナップを撮りながらの旅にした。こんな偏狭の地でも人々の暮らしはあった。村に架かる吊り橋を村人達が渡る。少年たちもやってきた。吊り橋を渡り終えた少年たちは、駆け足でやってきて物珍しそうにわれわれを取り囲んだ。

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25*春の放牧風景点描・昴仁県古馬村3800mにて*厳しい冬も終りチベットにも遅い春がやって来たようである。湿地帯の放牧地にはあちこちに水溜りができ、馬・牛・羊たちが久しぶりの青い草を食んでいる。何週間も茶褐色の砂漠地帯を走り続けたわが身に、このシャングリラ風景は、勇気百倍のエネルギーを注入してくれた。
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25*撮影スナップ:カイラスをバックに:2006/05:中国・チベット・チュクゴンバ4900m*   《完》
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by chusan8611 | 2006-11-20 19:02 | 世界の山岳風景
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NO15:シャングリラ紀行2006

10月初旬から二週間ほど中国・横断山脈の撮影に行ってきました。その速報報告として、他のブログ《chusanのハマ通信》に投稿しましたが、今回、フィルム作品が仕上がりましたので、フィルム・スキャンをした上で、フイルム作品の幾つかを投稿します。

横断山脈への入山は2004年&2006年に次いで三回目でしたが、過去二回は天候に恵まれず期待した撮影ができませんでした。しかし、今回は神山が微笑んでくれて、イメージ通りの撮影が出来ました。なお、使用のカメラは《ペンタックス645N》,フィルムスキャナーはキャノン《CanoScan9950FV》を使ってスキャンしました。

   2006-11ー2  加藤忠一記

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01*馬返しの峠にて・四川省洛絨牛場4200mにて*亜丁の村からは《馬》に乗っての移動になる。およそ三時間をかけ亜丁の谷を上りきると、谷最奥の《洛絨牛場》に到着する。馬はここで返すことになる。この峠に立つと谷の右に央邁勇峰5898m、左には夏諾多吉峰5898mが屹立している。2004年の時はここに中国軍のテント場が設置され、そのテントに宿泊して星空の山や朝日で真っ赤に染まった山を撮影できたが、今年からはテントが撤収され宿泊不能であった。ガイドの話では最近秘境ブームで中国観光客が殺到し、環境保全上から宿泊テントが撤収されることになったとのことである。

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02*ヤクと央邁勇峰5898m・四川省洛絨牛場4200mにて*この峠には昼頃の到着になり山も雲が出始め、頂上にも何度となく雲が覆い始めた。ヤクの遠吠えにふと峠を見ると一頭の《ヤク》がポツンと立っていた。この付近はヤクの放牧場になっており迷い込んだようである。バックに央邁勇峰を入れなんカットかシャッターを押してみた。

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03*夕方の仙乃日峰6032m・四川省沖古寺4000mにて*亜丁三山の中の最高峰で山容の大きい堂々たる山である。早い夕食を済ませ沖古寺のロッジを出てみると、逆光の中北壁が目の前に姿を現し、時折、雪崩が北壁を降って行った。

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04*央邁勇峰5898m・四川省洛絨牛場4200mにて*この鋭鋒は亜丁の谷の最奥に聳え立っている。この鋭鋒が朝日を浴び真っ赤に燃えた時は(2004年)、しばしシャッターを押し忘れるほの感動であった。

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05*雲行く太子峰6740m・雲南省飛来寺先3500mにて*亜丁三山の撮影を終え梅里雪山域に入ったが、この山域では好天に恵まれ、朝の撮影に続き昼の太子峰&明永氷河の撮影に出掛けてみた。折から頂上付近にはいろんな形の雲が飛来し見事なシーンを展開していた。

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06*武丁峰5993mと武丁峰氷河・雲南省飛来寺先3500mにて*飛来寺や徳欽観景台から見える梅里雪山連峰のうち、一番右に立っている峰である。標高は低いが、ここ飛来寺の先にある撮影ポイントからは、主峰《太子峰》にも見劣りしない山容と氷河を持ってる姿を撮影できる。

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07*昼の太子峰6740m・雲南省飛来寺先3500mにて*梅里雪山連峰13座の最高峰である。長大な明永氷河を持ち左右に稜線に広げ、主峰に相応しい山容の高峰である。

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08*星明かりの梅里雪山・雲南省飛来寺3500mにて*夜中にトイレに行き、梅里雪山を見上げると満天の星空であった。チャンスとばかり急いでカメラをセットした。暗闇の中でのセットのためカメラの水平が出ているか心配であったが《直感》を頼りにセットしてみた。50分のバルプ撮影にして10分毎にチェックする。星明かりの山撮影は、無風&快晴が条件である。30分のチェック時に山頂を見上げると雲が出始めている。慌ててシャッターを切る。そうしないと星の軌跡が消えてしまう。現像してみると水平は見事に出ていたものの、予感通り軌跡が寸断されていた。

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09*星明かりの神女峰6054m・雲南省飛来寺3500mにて*星明かりの神女峰撮影は長い間の夢であった。三度目にして好機到来であった。右の《五冠神山5470m》と《将軍峰6365m》を入れセットしてみた。撮影中、多少雲が出てきたが何とかイメージに近い撮影が出来た。

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10*黎明の太子峰6740m・雲南省・徳欽観景台3500mにて*梅里雪山入山三日目も好天に恵まれた。早朝、徳欽観景台に移動して明け行く《梅里雪山》の山々を待つ。慎重にカメラをセットし、長い間、夢にまで描いた《シーン》を今日こそはと待つ。その《シーン》とは、黎明&曙光&紅彩の三シーンを撮ることである。撮影の相手は神女峰と太子峰のふたつに絞り込む。そうしないと一瞬にくる曙光を捉えきれない。他の高峰はこの二つの神山の次に撮影すことにした。

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11*曙光の太子峰6740m・雲南省徳欽観景台3500mにて*連峰のうちまずこの最高峰の頂上に一番光がとどく。興奮しながらも冷静に何枚かのシャッターを押す。光は次に神女峰にとどき、標高順に移って行く。

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12*紅彩の太子峰6740m・雲南省徳欽観景台3500mにて*曙光はすぐに消え去り、次に山稜が赤く燃え始める。谷間にシャッター音が響く。カメラマン至福のひと時が始まる。

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13*黎明の神女峰6054m・雲南省飛来寺3500mにて*標高こそ主峰《太子峰》に及ばないが姿形の美しさは梅里雪山NO1である。過去一度も《燃える神女峰》を撮影していない。晴れ渡るこの山を前にして、なんともいえない興奮を覚えた。夜が明けるに従い美しい山稜がピンクに染まってきた。

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14*曙光の神女峰6054m・雲南省飛来寺3500mにて*待ちに待ったシーンがやってきた。多少色の出方が薄い感じであったが、何枚ものシャッターを切っていた。

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15*紅彩の太子峰6054m・雲南省徳欽観景台3500mにて*期待通りの見事な色合いの朝焼けである。神々しいという形容はこのシーンのためにこそあるという思いがした。

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16*黄葉のカラマツと白馬雪山・雲南省白馬雪山峠4200mにて*梅里雪山の手前にこの白馬雪山が横たわって見えてくる。丁度、山稜手前のカラマツが黄葉の真っ盛りであった。そのカラマツの木々を形よく手前に入れ、出来るだけパンフォーカスになるように絞り込んで撮ってみた。

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17*白馬雪山主峰5640m・雲南省白馬雪山峠4200mにて*白馬雪山の山並み中央に氷河をもった主峰が聳え立っている。400mm望遠で慎重に切りとってみた。

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18*黎明の玉龍雪山5596m・雲南省麗江3000mにて*2005年の撮影時には形の良い《かさ雲》が真っ赤に染まってくれたが、今回は雲ひとつない快晴で平凡な朝焼けで終わってしまった。
  
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19*撮影スナップ:太子峰をバックに:2006/10:中国・四川省・飛来寺3600m*    《完》
               
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by chusan8611 | 2006-11-02 18:05 | 世界の山岳風景