還暦を機に始めた撮影トレッキングに行ったネパールヒマラヤ・パキスタンカラコルム・ヨーロッパアルプス・日本アルプスなどの山岳写真のほか内外の風景写真を掲載しています。


by chusan8611
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Chusanの写真ブロブ《感動発信!感動共有!》
NO25:オーストラリア紀行2007

2007年4月から5月にかけオーストラリア・タスマニア島に出掛けて来ました。
メルボルン(Melbourne)経由であったことから,メルボルン居住の知人宅を訪ねたり、オーストラリアでも最高の景勝地の一つと言われる《グレート・オーシャン・ロード》を撮影し、また、メリュンビュラ(Merimbula)の知人宅を訪問して数日間を過ごした上、オーストラリアの首都である《キャンベラ・Canberra》を経由して、次女宅のあるブリスベン(Brisbane)までランクルでの《クルマ旅》をして来ました。

ランクルでの今回の旅での移動総距離は約5000kにも達し、私の旅では《チベット紀行》と共に長い旅となりました。

今回の《ランクル・ツアー》は出来るだけゆったりとしたスケジュールを組んでもらい、数多くの出会いと感動を得てきました。このブログではその時の出会いや風景の一部を投稿してみました。
 
  2007-9-25   加藤忠一 記 

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01*メルボルン市内にて*メルボルン(Melbourne)はオーストラリア大陸南東部、ポート・フィリップ湾に面した港市であり、ビクトリア州最大の州都(人口370万人)である。近代的で忙しい大都市のイメージが強いシドニーと比べると、歴史的な建造物や文化が残り、イギリス調の雰囲気を感じさせる町に見えた。1956年オーストラリアではじめて《夏季オリンピック》が開催された都市として有名である。

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02*グレートオーシャンロード奇岩群*メルボルンから南西260kmほどの西海岸に世界でも有数の景勝を誇る《グレードオーシャンロード・Great Ocean Road》がある。絶壁と森林が続く美しい海岸道路沿いに奇岩群が海に突き出るように聳え立っている。生憎の天候であったが、時折、奇岩群に朝日が差し込み美しい波模様が見られた。

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03*12使徒と波の造形*これらの奇岩群は巨大な岩が積み重なってできたもので、約2千万年前から絶壁への絶え間ない侵食の結果できあがったと言われている。元々、奇岩が12あったため、「最後の晩餐」になぞらえ、《12使徒》と名づけられていた。しかし、現在は侵食による崩壊で8つのみが現存、写真手前に見えるのは一昨年(2005年)、崩壊してしまった9つ目の奇岩跡である。

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04*朝日に輝く奇岩群ギブソンステップ・Gibson Steps*グレートオーシャンロードには《奇岩・12使徒》のほか、このギブソンステップをはじめアーチ型の奇岩《The Island Ardway》や《The Razor Rock》と呼ばれるカミソリの刃のように薄い奇岩、さらに《ロンドンブリッジ・London Bridge》など数多くの奇岩群を見ることが出来る。

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05*落日の12使徒*オーシャンロードが夕日に染まることを期待して現地に一泊しての撮影であったが、生憎の天候で奇岩群が染まるシーンは撮影できなかった。そこで、インターネットで《夕日に染まる奇岩群》を探し出した所、私のイメージに合致するシーンがあり2枚ほど借用して掲載してみた。12使徒の撮影台から夕景を撮影する場合のベスト構図は、奇岩群の向うに夕日が沈み赤く燃え上がった夕空に奇岩群がシルエットに浮かび上がるショットであろう。

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06*夕焼けに染まるアーチ型奇岩・The Island Ardway*このショットもインターネット借用写真であるが、いつの日か機会があれば撮影したい一枚である。

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07*ワイナリー入り口にて*ビクトリア州はブドウ栽培が盛んでメルボルン郊外にもたくさんのワイナリーが見られる。気候風土がヨーロッパに似てブドウ栽培に適しているからであろうか。このワイナリーはメルボルンの人たちに人気だそうで、値段も手ごろなことから地元の人たちがまとめ買いをして行くという。入り口の《番犬?》はワインに酔っ払い寝込んでしまったか。

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08*晩秋のワイナリーにて*ワインセラーに続く一本の道、両側にはイチョウの樹々であろうか、折からの風に落葉しながら舞い散って行く。空は何処までも蒼くブドウ畑が黄金色に輝いていた。

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09*種牛ブルとの対面*羊と牛の一大産地だけあって、何処の道を走っても牧場だらけである。一頭のジャンボを発見、聞けば体重800kgを優に越えている《種牛ブル》という。群れから隔離され牧場の片隅に一頭だけゆっくりと牧草を食んでいた。近づくとおもむろに首を持ち上げ、カメラに向かって睨みつけてきた。

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10*カンガルーのボス*カンガルーの国だけあって、いたるところに《カンガルー》が出没する。公園で見かけたこのボスカンガルーは、いままで出会った中では最大のカンガルーで、このクラスに蹴られたらイチコロかも知れない。

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11*のんびりと海釣り*シドニーとメルボルンの中間ほどに位置するメリュンビラ(Merimbula)の知人宅に5日間ほど滞在し、のんびりと海釣りなど楽しんできた。この港町はホウェールズ・ウオッチィング基地であり、11月ともなると沖合いにクジラが多数遊泳して来るという。

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12*ゴールドコーストの浜辺にて*ゴールドコーストはブリスベンの南40kmと近場なので度々出掛けてみた。浜辺にあるお気に入りの魚屋から海老や牡蠣を買ってきて浜辺のベンチで食べる。海辺にはたくさんのペリカンが飛来してくる。

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13*砂ハマの大作*ゴールドコーストの浜辺は家族連れで賑わう。中には大変な芸術一家もおり、実に見事な指の彫刻を完成させていた。

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14*公園のひととき*ブリスベン郊外にはいくつもの公園が点在し、子供連れのファミリーで賑わう。ここデェイジー・ヒル・リザーブ公園:Daisy Hill Reserveにも、たくさんの家族連れで賑わう。ゴザを敷いて食事を楽しんだり、公園内備え付けのバーベキュー台などで調理を楽しんでいる。

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15*野生のコアラ発見*われわれの食事台前のユーカリの木の上に、コアラが眠っているのを娘婿が発見、はじめての野生コアラとの対面をはたした。コアラは夜行性のため昼間はほとんど樹の上で眠りこけているという。

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16*ワラビーが行く*公園内のあちこちには、ワラビーやカンガルーなどの小動物があたりを飛びまわっている。動物と人間とが共生できる環境は、いつまでも保全して行きたい。

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17*ワラビーちゃん遊ぼうヨ*公園内のワラビーは人間に慣れており、あちこちで子供達と遊んでいる。子供のうちから動物達と自由に・身近に触れられることはすばらしい。

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18*小鳥・クカバラ*公園内のあちこちにはたくさんの小鳥たちが飛び回り囀っている。この鳥は《クカバラ》という体長20cmほどの小鳥であるが、なかなか貫禄のある顔立ちと嘴をもっていた。

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19*オーストラリアン・キングパロット*公園の奥に入ると巨木の林になっており、樹々の間から騒々しい鳥の鳴き声が聞こえてくる。聞けば、オームの仲間で緑と赤の縞模様が美しい《オーストラリアン・キングパロット:Australian King Parrot》という。

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20*オームと遊ぶ*ブリスベン郊外にある《ラミントン・ナショナル・パーク:Laminton National Park》は、何千年前からの原始林が残され、昼間でも薄暗い原始林には遊歩道が作られ観光客は間近に苔むした大樹を観賞できる。遊歩道入り口では、オームの仲間《クリムゾン・ロゼラ:Crimson Rosella》が観光客の手の平のエサなどに飛びついていた。

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21*リボン代わりに*餌付けしているためか、鳥達は観光客のえさをねらって飛来してくる。そのスナップを撮影中一羽のクリムゾン・ロゼラが、白髪の老婦人の頭上におさまった。後ろからのワンショットであるが、シャッターを切ってから老婦人の許可を得た。

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22*板根の巨木*オーストラリアでは手付かずの原始林にはこのような板根の大木が残されているが、近年、この地にも《地球温暖化》の影響が進み、湖や沼地の砂漠化現象、ブッシュファイアーで消失する森林など各地で豊かな自然が失われつつあるという。航空機から見た茶褐色の草原、燃え上がる森林火災の焔と煙は是非回避しなくてはという思いを強くさせてくれた。

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23*アボリジニの長老*アボリジニ(Aborigine)は狩猟・採集生活を営んでいたオーストラリア大陸の先住民であるが、現在、白人やアジア人との混血が進み《純粋なアボリジニ》と言える人は少ないと言われている。この老人はメルボルン・ビクトリアマーケットで見かけた老人であるが、ほりの深い皺と哀愁に満ちた表情に魅せられ、本人の許可をもらい一枚だけ撮影した。失われて行く自然の保護もさることながら、先住民の文化継承や保護もまた大切だと知らされた旅でもあった。  《完》
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by chusan8611 | 2007-09-28 18:48 | 世界の風景
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NO24:タスマニア紀行2007

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私が《タスマニア島》を知ったのは、今から17年前、映画「タスマニア物語」(1990年上映)を見たときです。この映画はオーストラリア・タスマニア島の広大な大自然を背景に、父と息子の心のふれ合いを描いた作品で、田中邦衛・緒方直出演の映画でした。原始の森と広大な牧場風景に圧倒され、いつか一度は撮影に訪れたいと願っていました。

そのような思いから、今年の4月から5月にかけ、オーストラリア・ブリスベンに居住している次女宅に居留しながら、《タスマニア周遊の旅》をしてきました。

日本の観光会社が企画する「タスマニア旅行」は、メルボルンから航空機往復の現地滞在3日~5日の「州都・ホバート」(後述しますがタスマニアはオーストラリアで一番小さい州です)滞在型の旅行が多いようです。折角、専属通訳(次女)・現地ガイド(娘婿)付きの大名旅行?ですから、メルボルンから往復の船旅にして、ほぼ二週間をかけタスマニアを一周してきました。

娘婿運転のランクル車でゆっくりした旅をして来ましたが、《タスマニア島》は噂に違わず、「原始の森に包まれた地球最後の楽園」でした。

このブログでは35mmフィルム・カメラで撮影したスキャン画像を紹介しながら《タスマニア物語2007》をお届けします。

   2007-09-25  加藤忠一 記

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00*タスマニア島地図* タスマニア島はオーストラリア大陸の南に位置し、北海道を一回り小さくした面積の島でオーストラリア8番目の州である。この島の開拓は「囚人」によって行われ、橋や港の建設は勿論、住宅の建設までもが囚人の手で行われたそうである。もともとオーストラリアは、イギリスやスペインなどヨーロッパ列強の植民地として移住が行われたが、イギリス本国から流刑民としてシドニーに送られてきた囚人の中で、更に犯罪を起こした囚人をタスマニア島に送ったためタスマニア島は《囚人の中の囚人の流刑地》となった。島のあちこちに当時を忍ぶことの出来る遺跡がたくさん残されている。この島の海岸線は絶壁も多く、内陸部は太古からの原始林に覆われ、遠くオーストラリア本土から離れた地に送られた囚人たちは逃れる術は無かったのであろう。

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01*スピリッツ・オブ・タスマニア号・メルボルン;Melbourne港にて* メルボルンからは豪華フェリー《SPIRIT of TASMANIA》(30、000トン・自家用車650台収容・キャビン個室750室・10階建・乗客定員1400名)でおよそ11時間(メルボルン午後8時出航:タスマニア島デボンポート入港翌朝7時)の船旅である。バス海峡(Bass Strait)は波もなく快適な船旅を楽しませてくれた。

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02*タスマニア号船内風景・タスマニア号にて* 乗客定員1400名を収容する大型船のため船内の設備は整い、豪華な雰囲気の大型船である。個室はツィンベットに洗面所&バス付きで快適であった。船内には大きなレストランやバーがあり楽しい食事が出来る。

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03*標識《カンガルー出没注意》・中央内陸部にて* オーストラリア本土もそうであるが、タスマニア島の道路にはカンガルー・ウオンバットをはじめ小動物横断注意の標識がいたるところに立てられている。実際走ってみると、ワラビーをはじめ動物たちの死骸が道路に散乱していた。これらの小動物は、夕方から明け方にかけ《餌場移動》で道路を横断中に轢かれるそうであるが、ドライバーも発見しても高速運転のため急ブレーキをかけられずそのまま撥ねてしまう。

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04*虹の干潟を行く・ダナレイ湾:Dunalley Bayにて* この島は雨が多くシャワーのような雨上がりにはよく《虹》をみかけた。これは海岸部の干潟を走行中に見かけた虹であるが暫くすると消え去ってしまった。

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05*湿原とユーカリ林を行く・中央内陸部にて* 内陸部には牧場も多く見られるが、ほとんどは深い原生林で湿原・沼地も多くユーカリの林が点在している。このような風景は何時間走っても変わらない車外風景である。

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06*小漁港の夕暮れ・ケッテリング:Ketteringにて* 海岸線には小さな漁港やヨットハーバーが多く見られる。このショットはブルーニー島へクルーズに行った帰りに立ち寄ったハーバーでの夕暮れ風景である。

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07*ワインロードを行く・ロンセストン:Launceston郊外にて* 最近、タスマニア産のワインが人気で海外への輸出も増えているそうである。この島の北東部ロンセクトン地方はとくにブドウ畑が多く、地図にも《ワインロード》と命名された道路が走っており、たくさんの《ワイナリー》看板が見られた。

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08*宿泊コテージ・リッチモンド:Richmondにて* 島内周遊の宿泊はすべて《コテージ》を利用した。ホテルの数も少なく、宿泊費も高いようなのでコテージ宿泊とした。日本風に言えば一軒家をそのまま借りるわけで、応接間・ベットルーム・台所・洗面所・バスルームなどが完備し、庭には季節の花々が咲き誇っていた。ベットルームは2~3室でツイン&ダブル。応接間にはポートワイン&チョコレートが置かれ自由に飲むことができ、暖房はマキ用の暖炉が置かれマキも用意されていた。これらのコテージは、原則として、食事は自炊であるから食材は付近のスーパーから買ってくる。台所には炊事道具・食器類は完備し洗濯機も常備されている。このコテージは《ギャラルディン・コテージ Garaldine Cottage》といい、1839年囚人によって建てられた(前記の通りタスマニア島の開発は囚人の手によって行われたので、宿泊コテージは1850前後建設のものが多く見られた。もっとも、外観の石壁など建設材料や家具類は当時のままであるが、内装や食器類は最近のものが使われる)。このコテージはタスマニア島でも大変に有名なコテージで私の買った写真集にも掲載されていた。

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09*宿泊コテージの台所・リッチモンド:Richmondにて* これらのコテージは、原則として、食事は自炊したので食材は付近のスーパーから買ってくる。台所には炊事道具・食器類は完備し洗濯機も常備されている。このコテージのテーブルにも《歓迎メッセージと果物》が添えられていた。

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10*屋外昼食休憩所・スタンリー:Stanleyにて* 周遊の際の昼食は経費節減?と美しい大自然を満喫したいことから、出来るだけ屋外ですませた。観光客や地元住民もピクニック風の昼食を好むと見え、ルートのいたる所に食事用のテーブルが作られている。前の日に購入した食材はクーラーやバスケットに保存しておく。

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11*魚屋のおかみさんと共に・スタンリー:Stanleyにて* 海岸部走行中では、屋外食事テーブル設置場所には魚屋などもあり、魚介類などを求めて昼食を楽しんだ。このおばさんは、しきりにこの大きな海老を勧めたが、あまりにも大きく、四人では食べきれなく値段も高いことから7~8センチの小エビの茹でたものですませた。

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12*港町にて・ストローン:Strahanにて* タスマニア島は魚介類が豊富で海老類とカキ、サーモンをたくさん食べてきた。ここストローンの港町にも小さなシーフード・レストランも多く見られた。

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13*港近くのレストラン・ホバート:Hobartにて* 自炊の食事だけでは味気ないので、その土地で評判のレストランがあれば名物料理も賞味した。このレストランはホバートの港近くのレストランであるが、大変な人気で前夜予約をして食べに行った。店内の調度品も海賊風の飾りつけもみられ、もちろん、シーフードの味も絶品であった。

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14*山小屋風の宿泊コテージ・クレイドル・マウンティン:Cradle Mtにて* この島の最高人気ポイントはなんといっても《クレイドル・マウンティン》である。ハドソンピーク1185m、リトルホーン1355m、ワイナンドーフェーズ1459mなどの峯が屹立し、その手前に氷河によって造られた青い湖《ダブ湖・DAVE Lake》が横たわっている。世界自然遺産のも登録されている景勝地でたくさんのハイカーなどで賑わっていた。このコテージは山小屋風に作られ、小屋の周りは深い原生林に包まれていた。時折、ワラビーも出没し、小鳥の声がしきりに聞こえる。このコテージに連泊してゆっくりトレッキングを楽しんだ。

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15*クレイドル・マウンティン風景・クレイドル・マウンティン:Cradle Mtにて* ここでは昼間は湖を一周したり、ほかの小さな湖を探訪したりしながら過ごしたが、翌日は快晴に恵まれたのでヘリコプターをチャーターして一時間ほどの遊覧飛行を楽しんだ(途中クレイドル・マウンティンの頂上に20分ほど着陸)。夜は9時ごろから《小動物ウォッチング・ツァー》に参加、カンガルー・ワラビー・ウォンバット・ポッサムなどを見てきたが、ガイドが「“昨晩も出てきたので、もしかしたら今晩も見られますよ“」と言っていた《タスマニアン・デビル》にはとうとう出会わなかった。ツアーバスは前後・左右に強烈なライトを照らし、夜行性の小動物を探し出してくれるのでガイドの話も興味深かった。

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16*ウォンバット出現・クレイドル・マウンティン:Cradle Mtにて* 夕方、ダブ湖からの帰りにバスの運転手が急停車して《ウォンバット》の出現を知らせてくれた。あわててシャッターを押した一枚である。興奮?のためか画面は見事にブレてしまった。

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17*ウォンバットとの対面・クレイドル・マウンティン:Cradle Mtにて* 実に愛らしい顔つきである。夕暮れ近く草むら斜面で何やら動く小動物を発見、そっと近づくと、「クチュッ!クチュッ!」というような忙しい音をたてて草を一生懸命噛んでいる。食べることに集中しているので私が近づくのを気にしてない様子である。チャンスとばかりに1mほどの距離に急接近、不思議そうにカメラを見た瞬間、シャッターを押し込んだ。ガイドによれば、「ウォンバットは《コアラ》の仲間と言われ、生物学上は樹上で生きることを選択したのがコアラなら、こちらは地上を歩き回ることを選んだ動物」とのことである。森の中で倒木の洞を巣代わりにしていたり、草原の斜面に穴を掘って寝泊りしているとのこと。

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18*ブルーニー島クルーズ・ブルーニー島:Bruny Islandにて* タスマニア島の南東はタスマン海に面しており、この付近は入り江が深く入り込み小さな島や半島が点在している。そこには100mを越す断崖や奇岩が多く見られ、アザラシ・イルカなどのほかたくさんの海鳥も生息している。この島には観光客へのクルーズ(一日コース・昼食付き)が用意されており、それに参加してみた。

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19*アザラシの休憩岩・ブルーニー島:Bruny Islandにて* 島の周囲には豊富な海草が生い茂り《アザラシ》の楽園になっている。岩場では10頭前後のアザラシが集団をつくり、ボートが近づくと一斉に首を振り向き、何頭かは海中に飛び込んで行った。

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20*アザラシの歓迎・ブルーニー島:Bruny Islandにて* ボートが近づくとエンジン音に気づいてか、何頭かのアザラシが首を持ち上げ歓迎のポーズを見せてくれた。

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21*フランクリン川のクルーズ船・ストローン:Strahanにて* タスマニア島の西海岸中央部のフランクリン川には原始林探検ツァーがあり、整備された散策路から見事な樹々を間近に見ることができる。クルーズ船は昼食付きで一日コースが組まれている。

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22*大樹の切り株・フィルド・ナショナルパーク:Mt・Field National Parkにて* 入り江の奥地には太古からの原始林が手付かずに残され、苔むした倒木大樹がいたる所に横たわり、その倒木から新しい樹々が芽生えてゆく《倒木更新》の世界が広がっていた。

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23*ラッセルの滝・フィルド・ナショナルパーク:Mt・Field National Parkにて* 島の中央部は鬱蒼たる原始の森が広がりその中に数段もの滝が流れ落ちていた。

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24*囚人の見張り砦跡・ストローン:Strahanにて* この島は本土・シドニーから再犯の罪人が送られてきた流刑地となっていた歴史があり、島内のいたる所に囚人の跡地が見られる。

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25*ブローホール・ポート・アーサー:Port Arthurにて* 島の南東部の海岸線にはいくつもの噴気孔やアーチを見ることが出来る。複雑に入りこんだ絶壁が波風で侵食されてできたのであろうか。この日は波もおだやかであったが、ときには《大波》が来るとこのホールを通過して大きな波しぶきを打ち上げるという。

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26*リッチモンド橋の夕暮れ・リッチモンド:Richmond Bridjeにて* この橋は囚人の手によって1823年建設された橋でオーストラリア最古の橋とのことである。橋梁には《1823年》の文字が刻印されている。橋の向うにはオーストラリア最古のカソリック教会《セント・ジョーンズ教会:St Johns Church》が見える。

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27*1936創建のロス橋・ロス橋:Ross Bridje* この橋も囚人の手によって建設された。この島には1800年代半ばに囚人によって多くの橋や教会・民家が建てられたという。橋の向うの小高い丘にはカソリック教会が建てられている構図が多い。権威の象徴として村の中心にある丘に教会を建設したのであろうか。

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28*黄葉の樹々・ホバート:Hobart近郊にて* 南半球の地では5月は秋の盛りである。しかし、日本の秋と異なり真っ赤に紅葉する樹木が少なく紅葉の絶景は期待できない。それでも、牧場周辺や川縁に植えられたポプラ並木の黄葉は見事であった。

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29*紅葉する木の下にて・ロイヤル・タスマニアン・ボタニカル・ガーデン:Royal Tasmanian Botanical Garden* タスマニアの州都・ホバートにある大きなガーデンには、紅葉する落葉樹が見られ、市民や観光客の憩いの場所になっている。

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30*紅葉するユーカリの若木・プリムゾル湖:Lake Plimsollにて* タスマニア島北西部にある世界自然遺産・クレイドル・マウンティンには多数の湖が点在し、多くのトレッカーが何日もかけて走破している。湖畔には大小の樹々が生い茂り、この小さなユーカリの若木も色とりどりの紅葉模様を見せてくれていた。

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31*バグパイプの野外演奏会・ホバート・サラマンカマーケット:Hobart・Salamanca Marketにて* ホバートのサラマンカ・マーケットでは毎週土曜日にマーケットか開かれる。古い倉庫街にたくさんのテント小屋が立ち並び、日用品やみやげ物を売っている。この日は公園の一角で《バグパイプ演奏会》を見ることが出来た。かってオーストラリアがイギリスの植民地であった名残であろうか。

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32*錦秋のブドウ畑・ロンセストン:Launceston郊外にて* タスマニア島北東部はブドウの一大産地であり、いたるところに《ワイン・ロード》が走り、たくさんの《ワイナリー・Winery》が店開きしている。

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[33*ワインセラー点描・ロンセストン:Launceston郊外にて* ワインセラー(Wine Cellar)では、来店者に各種のワインを試飲させてくれる。銘柄ごとにたくさんのワインが用意され、客は自分の好みに合ったワインを見つけて購入して行く。何本ものワインを試飲するので、口に含んで香りを味わった後は画面右に用意された木製樽に吐いて捨てる。それでも何箇所も訪ねると、私のようにアルコールに弱いものはすぐに酔っ払ってしまう。

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34*ワインセラー・レストラン・ロンセストン:Launceston郊外にて* ワインセラーにはレストランも併設され、客は自分好みのワインを飲みながら肉料理などを注文してゆっくりと食事を楽しむ.空気の澄んだ青空の下、紅葉のブドウ畑を見ながらの食事会は天下一品である。

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35*デボンポート港夕景・デボンポート:Devonport港にて* 太古から森を育て独特の野生動物を育んできたタスマニア島は、世界でもっとも空気の綺麗な地と言われている。メルボルンに帰る日のデボンポート港は見事な夕焼けに染まってくれた(画面左の船影は《スピリッツ・オブ・タスマニア号》。 《完》
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by chusan8611 | 2007-09-24 21:32 | 世界の風景