還暦を機に始めた撮影トレッキングに行ったネパールヒマラヤ・パキスタンカラコルム・ヨーロッパアルプス・日本アルプスなどの山岳写真のほか内外の風景写真を掲載しています。


by chusan8611
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Chusanの写真ブロブ《感動発信!感動共有!》
NO28:シルクロード2007後編《カシュガル点描)

2007年10月中旬に撮影して来ましたシルクロードのブログ《前編:シルクロードを行く》は2007・12・5付で公開しましたが、その続編として《カシュガル点描》を作成しましたのでお送りします。

シルクロード旅人の多くは、タクラマカン砂漠西端の地に位置するこの歴史ある街を訪れます。カシュガルの古老たちは「カシュガルを見ずしてシルクロードを語ること勿れ!」といいます。それほどに、この街はシルクロードの文化が凝結しているのです。東西の文物が交差した街、東西の民族が交流した街・・・。この地を訪れてみて《シルクロードの在りし日》を偲ぶことができました。

中国最西端のこの《オアシスの町》の景観や行き交う民族は、二千年前の《漢の時代》も今も変わっていないと言います。マルコポーロや玄奘三蔵らも通った町です。そんな町のあちこちをスナップしてみました。

          2007―12-10 加藤忠一記
                        
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01*アパク・ホージャ廟:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*カシュガル郊外に建つ《緑色》が際立つイスラム建築の建物である。蒼空をバックに高さ26mの優美な姿を見せてくれた。左右に配置された色とりどりのタイル柱が朝日に輝いて美しい。アーチ型の入り口はタイル模様の壁面になっており、イスラム独特の様式である。この廟には、17世紀に君臨したイスラム教の指導者《アパク・ホージャ》とその一族が葬られている。

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02*モスク(礼拝堂)の柱:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*ホージャ廟の入り口付近には小さな木造のモスクが建てられ、その天井には見事な装飾が施されている。ひときわ見事なのは、ポプラの太い木に彫られたザクロなど植物の絵が刻まれた柱である。これら柱の彫刻は一本一本全部違った絵が彫られている。

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03*古代の棺:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*モスクの一角にひっそりと古代の《棺》が展示されていた。ガイドの説明では、これは棺を運ぶ台車で上段が子供用、下段が大人用とのことである。今風に言えば霊柩車といったものである。木製で彫刻も施された手製であるのが、いかにも人間的に思われた。

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04*一般市民の墓:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*ホージャ廟の墓の脇の広場には、一般市民の墓がある。横たわった円筒型の墓とドーム型の丸い墓が見られるが、円筒型の墓は個人の墓で、ドーム型の墓は家族の墓とのことである。遺体は頭を《北》に向け、顔をメッカの方向の《西》に向けて埋葬されているという。

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05*絨緞屋にて:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*カシュガルで一番有名なのは《バザール》である。新疆最大と言われ、日曜日には10万人もの人出があるという。食品から衣類、家具、電化製品など生活に必要な物資全てが並んでいる。そんな中で一番カラフルなのが《絨緞屋》の店先である。道路上では、お客に見せるためか子供の店員が道路いっぱいに絨緞を広げていた。

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06*絨緞屋にて:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*シルクロードで暮らす人たちにとって、絨緞は床に敷き、壁にかけたりして使う生活必需品である。この店先では家族連れが品定めに余念がないようであった。

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07*果物を求めて:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*メイン道路を挟んで絨緞屋街の真向かいは果物屋が軒を並べ、路上では持ち込まれたばかりの果実を老人が買い求めていた。

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08*民俗音楽を聴く:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*シルクロードの人たちは、踊りと音楽が大好きな民族である。冠婚葬祭あるごとに民族音楽を奏でる。昼食に入ったこのレストランでも、歓迎の民俗音楽を楽しませてくれた。バザールでも何軒もの楽器屋が伝統的な楽器を製造・販売している。

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[09*旧市街職人街の街角にて:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*カシュガルで一番行きたかった場所は旧市街の《職人街》である。写真の被写体が多いことも魅力であるが、ここでは、シルクロードの生活が溢れ、多民族の人たちが行き交い、生活の匂いを嗅ぐことが出来るという。ガイド(カシュガル市内の居住者)も、ここにくると何世紀か《タイムスリップ》ができるといって大笑いしていた。

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10*旧市街のメイン道路にて:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*メイン道路といっても左右には木造レンガ作りの古びた建物が並び、その軒先では鍛冶屋、木工屋、銅細工屋、米屋、肉屋、果物屋などが店開きしている。道路を通過する乗り物もリヤカーが多く、次いで三輪車、バイクが多い。こんな通りの路地から突然子供を抱え込んだご婦人が現れ、あわててシャッターを押し込んだ。

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11*ベールを被ったご婦人たち:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*職人街の通りでは、茶色の布で顔を覆い黒系のロングドレスを身にまとったご婦人が歩いている。イスラムの教えでは他人に肌を見せないというが、そんな宗教上の理由からであろうか。

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12*自家用足踏み三輪車が行く:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*時代を感じさせる見事な《リヤカー付自転車》であろうか。荷台の煽りには立派な彫刻が彫られ、これを曳く人もお洒落な身なりの紳士である。こんな光景にはめったにお目にかかれそうもない。

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13*焼肉屋さん:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*丁度昼時で食べ物屋は大忙しのときである。親父さんが大きな鍋で焼肉を仕込んでいた。

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14*香辛料を売る店先:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*砂漠で生き抜くための食事では、様々な香辛料が必要なのであろうか。この店では色とりどりの香辛料が大きな布袋に入れられ売られていた。

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15*揚げパン屋さん:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*ナンと共に《揚げパン》は安直な食べ物で、とくに揚げたては香ばしくておいしい。手馴れたもので次々に揚げパンを仕上げていた。

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16*焼きたてのナンを売る:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*ナンはこの土地で暮らす人々にとって大切な主食である。塩味がして大変に美味しい。乾燥にも強く、何よりも日持ちが良いので、砂漠横断の旅などには必携の食料であろう。

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17*ブリキ屋さん:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*職人街というだけあって、この街にはあらゆる物作り職人が暮らしている。このおじさんが作っているのは何かの筒みたいである。向うに置いてあるのは赤ちゃん用の風呂桶だろうか。

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18*木工屋さん:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*この通りには木工屋が多く見られた。商売道具や調理道具など木工製品で済ませているのであろうか。手前の長い棒はうどんやナンを作るときに使う道具のようである。その上奥にかかっている木工品は、ナンやモモ(チベットでは餃子のことであるが、ここでは小さな焼きパンをモモと呼んでいる)の生地の上に模様をつける道具とのことである。

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19*自転車修理屋さん:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*自転車は貴重な乗り物で、市内でも交通手段として多く利用されている。台数が多いから修理屋さんも大忙しである。

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20*長老会議:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*木工屋の前では長老たちが何やら相談中である。長老たちはみんな帽子を被っている。ウイグル人はイスラム教徒なので頭に平たい帽子を被っていると聞いていたので、この老人たちはウイグル人であろう。同じくイスラム教徒の回族は白い帽子であるが、ウイグル族は模様のついた帽子だそうで、民族によって帽子の形や色合いが異なるのは面白い。

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21*路地から出てきた母子:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*メイン通りには縦長の路地がいくつも作られ、細長い路地の両側は住居になっている。買い物に出掛けるのであろうか、ご婦人が子供を抱いて出掛けていった。

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22*路地にて:新疆ウイグル自治区・カシュガルにて*路地は子供たちの遊び場になっている。学校帰りなのか、ザックを背負った少年がゲームに没頭していた。

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23*家路を急ぐロバ車:新疆ウイグル自治区・カシュガル・ウーバール村にて*カシュガルでも郊外に行くと交通手段は《ロバ車》が主役で多く使われている。道を行き交うロバ車の姿は、シルクロードの代表的景観の一つである。ロバは力持ちで大人しく人に懐き易い動物なので、ロバ車に適し良く使われているという。村のバザールで買い物でもした帰り道であろうか。陽気にはしゃぎながら通過して行った。

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24*紅葉街道を行くロバ車:新疆ウイグル自治区・カシュガル・ウーバール村にて*ちょっとした用事で出掛けるにも気軽にロバ車が使われる。農家などでは耕作用や運搬用に何台ものロバ車を持っているという。自家用ロバ車が黄色く色づいたポプラ並木を颯爽と走り去って行った。

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25*タクシーロバ車:新疆ウイグル自治区・カシュガル・ウーバール村にて*ロバ車はタクシー代わりにも使われているのだろうか。ガイドに聞き忘れたが、このロバ車はタクシー代わりに使われていると思われた。

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26*砂漠街道を行くロバ車:新疆ウイグル自治区・カシュガル・ウーバール村にて*天山山脈と崑崙山脈に挟まれた道路を遠ざかって行く一台のロバ車。両側は砂漠に続く砂山が横たわっている。

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27*仕事場へ向かうロバ車:新疆ウイグル自治区・カシュガル・ウーバール村にて*野良仕事をはじめ仕事場に向かうにもロバ車は貴重な交通手段である。この馬車も朝早くから仕事場に向かっていた。

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28*夫婦中仲良く:新疆ウイグル自治区・カシュガル・ウーバール村にて*夫婦仲良くお出かけの様子で楽しそうに語り合いながら過ぎ去って行った。影法師が印象的なショットになった。

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29*少年ロバ車:新疆ウイグル自治区・カシュガル郊外にて*タクラマカン砂漠に向かう途中、カシュガル郊外でポプラ並木を通過して行く少年ロバ車に出会った。この地では少年は貴重な働き手であり、子供たちでもロバ車の操縦は手馴れたものである。

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30*遺跡巡りロバ車:新疆ウイグル自治区・トルファン・高昌故城にて*遺跡めぐりには歩くのが一番であるが、広大な遺跡を能率よく廻るのにはロバ車が手っ取り早い交通手段である。馬車の両側に4~5人程度の観光客を乗せたロバ車が利用されていた。 《完》
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by chusan8611 | 2007-12-10 19:51 | 世界の風景
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No27:シルクロ-ド紀行2007前編《シルクロードを行く》

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2007年10月中旬、若い時からの夢であった《シルクロードへの旅》に行って来ました。還暦を機に始めた《ヒマラヤ巡礼》の最終稿の有力なシーンとして、ヒマラヤ西端に位置するタクラマカン砂漠を,夕日に輝くシルエットのラクダ隊のシーンを考えていました。

私のシルクロードへの夢は、若いときに読んだ井上靖「わが一期一会」(1975年毎日新聞社出版)に収録されている「シルクロード」から始まりました。その後、1980年4月にNHKが放映した「シルクロード」を見て、彼の地を訪ねて見たいという想いは募るばかりでした。そんなことを写真仲間に話したところ、仲間たちも同じ想いを持ち続けていたのでしょうか、今回のシルクロード紀行が実現しました。

シルクロードは、ユーラシア大陸を横断して東西を結ぶ《古代の交通路》です。中国の絹がこの道を通って西方へ運ばれたことから、《シルクロード・Silk Road》と名づけられました。東は中国の《長安(現・西安)》から西アジアを経て西は《ローマ》に至る全長7000kmの道程です。

今回の旅では、西安~ウルムチ~トルファン~カシュガル~カラクリ湖~タクラマカン砂漠というルートでしたが、《天山山脈》と《崑崙山脈》に挟まれたルートを旅して来ました。砂漠の厳しさを実感させられた10日間の旅でした。フィルム&デジタル作品の整理が済みましたので前編(シルクロードを行く)と後編(カシュガル点描)に分けて投稿します。

  2007―12-5 加藤忠一記

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01*燃える火焔山:新疆ウイグル自治区・トルファンにて*トルファンはシルクロードの要塞で古代西域の中心都市の一つであった。このトルファン盆地の北東に、古代書物に「赤石山」と記され、赤い砂岩でできた火焔山がある。明代の小説「西遊記」にも出てくる「火炎の山」である。海抜がゼロメートルより低い所もある盆地にあるため、このすり鉢状の地形が、真夏の太陽に照らされると平均気温が40度を越す灼熱をもたらすのだという。

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02*火焔山の観光ラクダ:新疆ウイグル自治区・トルファンにて*火焔山はトルファンから近いこともあり、シルクロード観光の目玉の一つになっており、大勢の観光客で賑わっている。火焔山の周囲を観光する《ラクダ観光》が観光客には大人気と聞く。

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03*遺跡・高昌故城にて:新疆ウイグル自治区・トルファンにて*高昌故城はトルファン市街から40kmほどのところにあり、西域最大級の《城址遺跡》である。紀元前1世紀に要塞が築かれ、5世紀末に《高昌国》の都として栄えたという。外城はまだ城壁のおよその輪郭をとどめている。故城の跡にたたずめば栄華のときが甦ってきそうである。

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04*高昌故城観光:新疆ウイグル自治区・トルファンにて*高昌故城は広さ200万㎡に及ぶ遺跡にためロバ車で観光巡りをする。何台ものロバ車が行き交う様は古代遺跡に似つかわしくないが、車が入るよりはよしとしなければなるまい。

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05*玄奘法師の説教寺院:新疆ウイグル自治区・トルファンにて*この円形の寺院は玄奘三蔵がインドへ赴く途中、熱心な仏教徒たちに説教した所と言われている。もちろん、煉瓦造りに復元されてものであるが、中に入って瞑想すれば往時が偲ばれてきそうである。

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06*外城遺跡と火焔山:疆ウイグル自治区・トルファンにて*高昌故城の外城の一角に立ってみた。茶褐色の外城に夕陽が差し込み、その向うには火焔山が霞んで見えていた。

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07*ワインロード:新疆ウイグル自治区・トルファンにて*宿泊ホテルの前の道路の上は大きな棚が作られ葡萄の蔓がはられている。そういえば、トルファンは葡萄の名産地で干し葡萄が美味しいと聞く。観光用に作られたものであるが、夏の暑さの中、青々とした葡萄の房がぶら下がっている様は涼しいに違いない。

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08*ぶどう園にて:新疆ウイグル自治区・トルファンにて*われわれのツアーは撮影ツアーのため、あまり買い物に出掛けないが、トルファンに来たからには是非とも干し葡萄を賞味したいと思い、ガイドに頼んでぶどう園を案内してもらった。農家のぶどう棚には摘み残った葡萄がぶら下がり、そのいくつかを食べてみたら糖分が残っていて甘いのには驚いた。

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09*干し葡萄の展示即売:新疆ウイグル自治区・トルファンにて*ぶどう園の主人がブドウ畑などを案内してくれたあと、干し葡萄を試食させてくれた。たくさんの種類の葡萄があることにも驚かされたが、その味の豊富さにも驚かされた。とくに、葡萄の蔓がついたままの干し葡萄は、甘さとほのかな香りが絶品で私のお気に入りになった。

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10*マーケットの果物屋さん:新疆ウイグル自治区・ウーバール村にて*トルファン盆地やカシュガルは天山山脈からの豊富な《雪解け水》に恵まれ、多くの果物が栽培されている。マーケットに行くと特に目につくのが果物屋さんである。この時期(10月中旬)葡萄はあまり見かけないが、ハミウリとザクロやミカンが最盛期で、とくに《ハミウリ》はほのかな甘さとみずみずしさがあり、肉料理を食べた後のデザートとして最高のご馳走になった。

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11*ナンの店先にて:新疆ウイグル自治区・ウーバール村にて*ナンは小麦粉を煉って焼きあげたもので、シルクロードの人たちの常食になっている。塩味がして大変日本人にも合う食べ物で、私も好んで食べてみた。ガイドの話では、《ナン》は日持ちも良く長期の旅には必ず持って行くという。

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12*肉屋さんにて:新疆ウイグル自治区・ウーバール村にて*カシュガル郊外のウーバール村のマーケットには、近郊からたくさんの人たちが買い物に来て賑わっている。果物、パン、野菜、塩、香辛料、肉などが露天の店先に並ぶ。中でも羊肉は砂漠のご馳走で最高の贅沢品だそうだが、砂漠の羊は塩気のある土壌で育った草を食べるので多少塩味がするという。カシュガル最後の夜、ツアーコンダクターの廖さんが《子羊の丸焼き》をプレゼントしてくれた。ブタの丸焼きには驚かないが、羊の丸焼きにはいささか驚かされた。

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13*名物シシカバブ:新疆ウイグル自治区・ウーバール村にて*カラクリ湖に行く途中ウーバール村にて昼食をとったが、何と言っても名物は《シシカバブ》だった。羊肉を鉄の串にさして焼いたものであるが、最初は用心していたものの、帰路に立ち寄った際には食べ過ぎてしまい、見事に急行列車に襲われてしまった。

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14*シシカバブを焼く:ウーバール村シシカバブはドラム缶を改造した特性の《串焼き釜戸》に差し込んで焼いていた。ドラム缶を覗くと炭火が置かれそこに差し込んでから蓋をするのでこんがりと蒸し焼き状態になる。

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15*ポプラと紅山:新疆ウイグル自治区・ウーバール村郊外にて*カラクリ湖へは天山山脈と崑崙山脈の谷間を登りつめて行く。次第に谷間が狭くなり砂山の向うに赤い山並みが続く。ガイドに聞くと《紅山》とのこと。ここから高度を高めながら谷間を遡って行く。

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16*砂漠の無名峰:新疆ウイグル自治区・ボロン湖にて*天山山脈と崑崙山脈に挟まれた谷間を登りつめると塩湖の《ボロン湖》に到達する。湖といっても乾季のためか、湖面はほとんど干上がってしまっており、ところどころ岩塩が見え隠れしていた。この湖は風の通り道で、谷間からの強風に乗よって大量の砂が吹き上げられ砂山が築かれたという。
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17*カラクリ湖に倒影する高峰:新疆ウイグル自治区・カラクリ湖にて*カラクリ湖畔では《パオ》と称される遊牧民用のテント(モンゴルのゲルに似ている)に泊まる。夕方、陽が傾き始めた頃を見計らって湖畔に立つ。夕陽の沈む右方向にムスターグ・アタ峰7546m(中国名・慕土塔格山)が屹立し、その雄姿を湖面に倒影していた。湖面にさざなみが立たない時と山頂の雲の姿の良い時を見計らって何枚かのシャッターを切ってみた。カラクリ湖山荘の主人によれば、主峰は手前の山稜だそうである。

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18*夜明けのコングル峰7719m:新疆ウイグル自治区・カラクリ湖にて*夜明けの高峰が紅く染め上げて行くのを期待して早朝から湖畔にて待つことにした。朝日はムスターグ・アタ峰とコングル峰の中間の山並みから差し込んできた。真っ暗な湖面の向うに一筋の光が走り、前山の頂上に一点の赤光が差し込んだ。この時を待ってシャッターを切ってみた。右奥の主峰にはさかんに雪煙が上っている。コングル峰7719m(中国名・公格爾山)は崑崙山脈の最高峰で大きな連峰が連なる名峰である。

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19*朝焼けのムスターグ・アタ峰7546m:新疆ウイグル自治区・カラクリ湖にて*朝光が差し込み最初に紅くなり始めたのはムスターグ・アタ峰の東斜面であった。頂上付近にかかった雲が燃え始め東壁が輝くとカラクリ湖の湖面も赤く染まり始める。

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20*朝陽差し込むコングル峰7719m:新疆ウイグル自治区・カラクリ湖にて*右手のムスターグ・アタ峰の東壁と頂上のドラマが終わると次第に朝の光が左手のコングル峰に差し込み始める。まず、コングル連峰の稜線上の雲に一筋の光が届き始めると、その光は稜線から次第に下に落ちてくる。その光りが落ち込んだところが褐色の前山辺りであった。この頃になると湖面が薄蒼く光を投影し始めた。

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21*夜明けのコングル峰7719m:新疆ウイグル自治区・カラクリ湖にて*しばらくすると、コングル連峰の稜線上に形のよい雲が出はじめ、右奥の主峰には雪煙が流れ始めた。

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22*カラクリ湖のチベット村にて:新疆ウイグル自治区・カラクリ湖にて*一連の朝のドラマが終わってから、朝食後、カラクリ湖西端にあるチベット村《スバシ村》を訪ねた。この村はヤクや羊の放牧で生活しているチベット村で、ここで定住しているようであった。われわれが訪ねると馬に乗った青年二人が物珍しそうにやってきた(後方の山はムスターグ・アタ峰)。

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23*朝のチベット村にて:新疆ウイグル自治区・カラクリ湖にて*この村の放牧地は砂地の湿地帯で牧草の育ちもあまり良くなさそうである。わずかに枯れ残った草をロバが食んでいた。手前に干されているのはヤクの糞で村人の貴重な燃料である(背後の山はコングル峰)。

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24*羊の放牧へ:新疆ウイグル自治区・カラクリ湖にて*村人にとって羊は貴重な家畜であり財産である。毛皮やバター、チーズは唯一の現金収入になり、毛糸や毛皮などは極寒の地での防寒具となる。

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25*誇らしげに携帯を見せる少年:新疆ウイグル自治区・カラクリ湖にて*われわれを見つけて真っ先に近寄ってくるのは子供と老人である。この地にも都会の玩具《携帯》が入り込んでいる。この少年は誇らしげに首からぶら下げた宝物を見せながらポ-ズをとってくれた。

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26*凍る小川:新疆ウイグル自治区・カラクリ湖にて*10月中旬になると朝晩は相当に冷え込む。前夜、われわれの宿泊したテントの《パオ》は夜中にストーブの石炭が切れ寒さで何度も目が覚めたし、乗って来たマイクロバスに残したペットボトルの水が凍っていた。

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27*待機するラクダたち:新疆ウイグル自治区・岳普湖にて*カラクリ湖とスバシ村の撮影を終えてから一旦カシュガルに戻り、ツァー最終目的地のタクラマカン砂漠を目指した。広大なタクラマカン砂漠の西の果て《岳普湖》付近の砂漠を見て廻った。砂漠に入る交通手段は《ラクダ》が一般的なようである。ラクダの前足は大きくて砂に強い。人を乗せても砂に足を取られることはなく、正確もおとなしい動物でもあり安心な乗り物のようである。ただ、乗り心地はあまり良くなく、高さもあるので慣れるまで時間がかかりそうである。

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28*ラクダ隊:新疆ウイグル自治区・岳普湖にて*ラクダには木製の鞍が乗せられており、鞍には厚めのふとんや絨毯がひかれているので乗り心地は悪くはない。ただ、乗る時にしゃがんだラクダが立ち上がると大きく前後に揺れるのでふり落とされないように気をつける。

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29*砂漠へ出発:新疆ウイグル自治区・岳普湖にて*しゃがみこんだラクダに乗り込み砂漠へ出発する。一行のラクダ隊は計11頭である。ラクダたちが一斉に立ち上がると大変な砂煙が立ち込める。馬方は2~3頭に一人が付き、ロープで繋がれているので安心である。

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30*行き交うラクダ隊:新疆ウイグル自治区・岳普湖にて*この日は夕陽の砂漠撮影のため夕方の出発となる。この時間帯は一般の観光客は帰ってくる時間でお互い挨拶を交し合う。

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31*砂漠のラクダ・トレッキング:新疆ウイグル自治区・岳普湖にて*この付近の砂漠は、タクラマカン砂漠の西端で入り口付近なので砂丘自体はそれほど大きくはない。同じ形をした丘ばかりが続く砂の海を、夕陽に染まる斜光の砂丘を求めて奥地を目指す。

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32*タクラマカン砂漠の三千年樹:新疆ウイグル自治区・岳普湖にて*胡楊はヤナギ科の樹木で、大木になると幹の直径が1m以上にもなる。ウイグル族から《英雄の木》ともよばれるこの木は、「生きて千年、枯れて千年、倒れて千年」と言われているという。根は地下10mにも達し、砂漠の乾燥に耐えて生き続け、枯れてもなお倒れず、倒れたのちも長いあいだ腐ることなく地上に残る木である。この木は宿泊ホテルの入り口にあったものであるが、近くの砂漠では見つけられなかった。タクラマカン砂漠の北部を流れるタリム河中流域には、中国最大の胡楊の天然林があると聞くが、次に機会にはタクラマカン砂漠の横断をして《黄葉の胡楊の自生林》を撮ってみたい。それにしても、胡楊の木はたくましい生命力を見せてくれるものである。

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33*砂漠点描:新疆ウイグル自治区・岳普湖にて*われわれの入ったタクラマカン砂漠は最西端地の岳普湖がある地点で砂漠の出口付近である。そのため観光ラクダが出入りしていて、その足跡も多く見られ写真には撮りづらい場所であった。タクラマカン砂漠もホータンからクチャ辺りの中央部に入れば、足跡などない大砂丘が続き、スケールの大きい写真が撮れるという。

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34*砂漠横断のラクダ隊:新疆ウイグル自治区・岳普湖にて*シルクロード時代には、この大砂漠を絹を背負ったラクダが往来していたのであろう。まさにこの地は、世界の東西の中心をつないだ《絲綢之路・しちゅうのみち》であった。この大砂漠を横断して東西文明が行き交っていった十字路であったのであろう。この砂丘に立ってみて、そんな感慨に耽っていた。馬方に頼んで乗ってきたラクダ隊に砂漠横断を実演してもらい、そのシーンを再現してもらった。地元ガイドによれば、現在の砂漠横断は鉄道とトラックが利用され、ラクダでの横断は観光用以外に見られないという。

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35*砂漠からの帰途:新疆ウイグル自治区・岳普湖にて*今回の砂漠撮影はあまり天候に恵まれず、《夕陽に染まる砂漠》や《月光の砂漠》を撮れずタクラマカンを後にしたが、またいつの日か訪ねて見たいと思いつつ、帰途のラクダの背に揺られていた。 (完)
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by chusan8611 | 2007-12-07 13:25 | 世界の山岳風景