還暦を機に始めた撮影トレッキングに行ったネパールヒマラヤ・パキスタンカラコルム・ヨーロッパアルプス・日本アルプスなどの山岳写真のほか内外の風景写真を掲載しています。


by chusan8611
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Chusanの写真ブロブ《感動発信!感動共有!》
NO32:春の高山祭2008

4月中旬、来日した次女夫妻(オーストラリア・ブリスベン在住:婿殿はオ-ストラリア人)と温泉地巡りを楽しみ、サクラ&城&祭り見物も楽しんできました。丁度、飛騨高山の春祭り(山王祭)が開かれていて、屋台曳き揃えを撮影してきました。

飛騨高山の《高山祭》は日本三大祭り(京都祇園祭・秩父夜祭・飛騨高山祭)の一つで、その屋台の見事さに圧倒されました。飛騨高山は《飛騨の匠》の木工彫刻が有名ですが、飛騨の匠たちの《技量》によって作り上げられた屋台は、《動く陽明門》と喧伝され、一大絵巻物の屋台芸術を見せてくれます。春の高山祭は毎年4月14日・15日の両日に行われ、14日は御巡幸(祭行列)と夜祭が行われました。15日は屋台曳き揃えとからくり人形のショーが行われました。私が見物したのは、15日で「屋台勢揃え」と「からくり人形」でした。写真的には、屋台巡行と夜祭ですが、ツアー見物ですから仕方ありません。動く屋台は見られませんでしたが、国の重要有形民俗文化財に指定されている12台の屋台を全て撮影してきました。最終日の出し物である屋台の《からくり人形舞台》もゆっくり見物できました。

来年は初日の御巡幸と夜祭を撮影し、秋の《八幡祭》(春秋の二大祭りを総称して高山祭という)も撮影したいと思います。
(ここのところ、「日本の祭り」を纏めて撮ってみようと思い、この8月上旬には、青森の《ねぶた祭」、秋田の《竿灯祭》、仙台の《七夕祭》を撮影する計画です。祭り撮影といえば、浅草の《三社祭》と秩父の《秩父夜祭》は撮影済みですが、これから地方に足を延ばし、岸和田の《どんじり》、鞍馬の《火祭り》、京都の《祇園祭》、博多の《どんたく》など、昔からの勇壮な祭り風景撮影にも取り組めたらと思っています。)

     2008-5-17  加藤忠一記

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01*路地の祭り風景*屋台9台が引き揃えられている本町通りに通ずる路地には、各家に色とりどりの提灯が飾られ、祭り見物客が行き交っている。

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02*格子戸と祭り提灯*黒格子戸には祭り提灯が良く映える。この風景は、なんとなく小京都を思い起こさせるが、これらの小道具はいや応なしに祭り気分を起こさせてくれる。

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03*白壁に下がる祭り傘提灯*飛騨の高山には白壁の民家や商店が多くみられる。その白壁にぶら下げられた傘提灯が印象的であった。

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04*祭りの路地を楽しむ*路地の両側は商店が立ち並び、家族連れがのぞき見をしながら、思い思いに祭り気分を堪能している。

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05*飛騨高山の名産品*飛騨高山といえば《朝市》が有名であるが、近郊でとれた農産物などの特産品や飛騨の匠が作った木工製品などが店頭に並べられている。

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06*人力車が行く*外人観光客や若い女性客など乗せた人力車が路地を行き交っていた。着物姿の外人女性のスナップ(画面右)を撮っていると人力車が通り過ぎ、過ぎ去る人力車の後ろ窓のフレームに何人かの観光客の姿が通り過ぎて行った。

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07*神明町通りの屋台曳き揃え*飛騨の匠の技を伝える《山王祭》の屋台は、国の重要有形民族文化財に指定されており、12台が勢揃いする。そのうち8台はこの本町通り・さんまち通りに曳き揃えられている。

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08*祭り通りでの車座酒宴*各屋台は屋台組の地区ごとに所有され、この崑崗台は片原町の屋台である。町内の人たちが車座になって屋台の番をしながら、祝い酒を飲み交わしていた。

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09*飛び入りの酒宴*屋台の置かれている通りのあちこちでは、住民たちがお祝い酒を飲み、ご機嫌である。そんなグループの国際派?から、わが《婿殿・オーストラリア人》にお声がかかった。国際派住人「ユウー・ライク・ジャパニーズ・サケ?プリーズ・プリーズ」・・・。婿殿「・・・ハーイ・・・ワタシハ、ニホンシュ・ダイスキデース・イタダキマス」国際派住人「これはマイッタヨ“。そうか、そうか、日本酒大好きね。祭り酒だよ、さあー飲みねーよ”」てな調子で、おちょこが飛び交う。そのうち、わが婿殿は祭り袢纏まで着せてもらって大満足である。

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10*長老の屋台番人*屋台のあちこちでは、各町内の長老と思しき人が座り込んでいて、この人たちに高山祭について聞いたところ、あれこれと親切に解説してくれた。

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11*屋台蔵*祭りの屋台は各町内の《屋台蔵》に保管されている。市内のあちこちで正面に大きな扉のついた白壁の土蔵のような建物を見かける。祭りの際は、この屋台蔵から引き出され、曳きき揃えられる。屋台は装飾が施された貴重な文化財であるため、雨天や降雨が予想される場合は曳き揃えが行われず、各屋台蔵で待機となる。

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12*屋台1:片原町の《崑崗台》*この屋台は写真12の屋台蔵で保管されている。屋台の中でも、ひと際きらびやかな意匠で目をひく《崑崗台》である。その名は中国の金の産地・《崑崗》に由来し、金にまつわる飾りが多いのが特色とのことである。

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13*屋台2:本町一丁目の《琴高台》*この屋台の特徴は、町内在住の職人がお金を出し合い造ったもの。見事な刺繍の緋幕、色糸の鯉が跳ねる姿は息を飲むような美しさである。

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14*屋台3:上三之町の《恵比寿台》*この屋台の見送りの左右には見事な彫刻が彫られ、中段の高欄には10頭の獅子彫刻を見ることが出来る。

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15*屋台4:上二之町の《五台山》*この屋台はまさに芸術品の宝庫である。中段を彩る獅子牡丹の刺繍幕は西陣で刺繍されたもので、下段の彫刻獅子も華やかに屋台を飾っている。

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16*屋台5:上二之町の《鳳凰台》*この屋台で目を引くのが中段に張られた赤・濃紫・黄のオランダ古渡りの幕。下段には屋台を囲むように彩色の麒麟彫刻が八匹飛び跳ね、その手の込んだ意匠にも魅了される。屋台の横では若い娘さんが一生懸命笛の練習に余念がなかった。

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17*琴高台のタイ刺繍帯*各屋台に施された彫刻の見事さもさることながら、中段に張られた刺繍幕も芸術品である。この琴高台の中段に張られた緋幕の刺繍は息を飲む美しさである。「琴高、赤鯉に坐し来る」という故事に由来するのがこの屋台名だそうである。

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18*五台山の雲龍昇天図の見送り幕*数多くある刺繍幕の中でひと際目だったのが、この五台山に張られた雲龍昇天の見送り幕である。

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19*麒麟台の一木彫刻模様*刺繍幕と並んで見事なのが飛騨匠が彫った彫刻である。この彫刻は屋台彫刻の中でも最高傑作と評判が高い。中段中ほどの彫刻、《籠とその中の鶏》は一木をくりぬいて彫りあげたものだそうである。「飛騨匠の技ここにあり!」である。

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20*崑崗台の祭り袢纏*《祭り装束》を見物するのも祭りの楽しみの一つである。屋台を出している町内会ごとにマーク入りの祭り袢纏を着飾っている。これは《崑崗台》曳き方の祭り装束である。

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21*三番叟の祭り袢纏*《三番叟》は「からくり奉納」が演じられる屋台であるが、からくり人形が最後に「翁」に変身する。その「翁」を表現するため、祭り袢纏に「翁」の文字を刷り込んである。袢纏の色も赤や黄色などが見られた。

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22*御旅所前広場の祭り袢纏*からくり人形が演じられる「御旅所前」にいた人たちの祭り袢纏である。右上に見える屋台は《神楽台》で、屋台囃子や獅子舞の曲を流しながら屋台行列を先導する屋台である。

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23*御旅所前広場のからくり人形屋台群*この山王祭(秋の高山祭)で見逃せないのが、からくり奉納である。からくり奉納は14日の午前と15日の午後の一回ずつ御旅所前で行われる。私は15日の午後2時から演じられたからくり人形を見たが、この広場には一目見ようと早くから見物客が押し寄せてくる。からくり人形は3台の屋台で上演される。画面左から《三番叟》、《石橋台》、《龍神台》で一番右が《神楽台》である。

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24*三番叟のからくり人形*謡曲の「浦島」に合わせて可愛い《童》が機関樋(屋台から前に出ている横棒)を進み出てくる。

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25*可愛い童が《翁》に変身*その《童》が一瞬にして《翁》に変身する。まるで人形が生きているかのような早業であった。

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26*からくり人形の《からくり》*からくり人形の精巧な演技は、屋台の中にいる《綱方》の技によるものであり、何十本もの綱をひき人形を動かしている。また、人形の衣装もこの画面の《黒子》が素早く着せ換えていた。

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27*唐子が壺を持って登場*からくり人形で一番の圧巻は、この《龍神台》で演ぜられたからくり人形であった。《唐子》が壺を持って登場し、台の上にその壺を置く。

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28*龍神変身の紙吹雪*すると壺の中から壺の倍以上の大きさの《龍神》があらわれ、紙吹雪をまき散らせながら怒り舞う。一瞬の早業であった。カメラを構えていて、壺の中から何かが出てくるとは予測が出来たものの、なかなか変化がなく、カメラを構えている腕が疲れてきたので、カメラを下に下げた時に紙吹雪が舞い散ってしまい、一瞬のショットを撮り損なってしまった。

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29*怒り舞の龍神*壺の中からは、凄い形相の《龍神》が現れ、紙吹雪の中、怒り狂って舞っていた。まさに、からくり人形の「屋台芸術の粋」を堪能することができた。    《完》                                         
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by chusan8611 | 2008-05-17 15:21 | 日本の風景
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NO31:足利のフジ紀行2008

今年の連休は、まずまずの天候に恵まれましたが、如何お過ごしでしたか。何処に行っても混雑していますから、家で過ごされましたか。
私は5月中旬から《中国・チベット》に入り、東チベットの名峰ナムチャバルワ峰(Namjag Barwa 7782m)撮影の予定でしたが、例の《チベット問題》でラサに入ることが出来ず、急遽、中止・延期となってしまいました。連休中はフィルム作品のスキャン作業をしていましたが、先週の朝日新聞に「見上げれば600畳」の見出しで、栃木県足利市の《あしかがフラワーパーク》の大藤が満開との報道が目にとまり、早速に連休明けの5月7日に行ってみました。

藤棚の広さが600畳もある樹齢140年の大藤だそうですが、満開を多少過ぎた感じでしたが、見事な枝ぶりで甘い香りを放ちながら薄紫色の世界を現出していました。丁度、白色の藤は満開で、《白藤トンネル》は大変見事でした。園内には14種、約300本の藤があるそうですが、そのほか、シャクナゲ・つつじなども植えられ、ポピーなどの草花も満開で、園内は甘い花々の香りに包まれていました。折角、出かけましたのでライトアップされた藤の撮影までねばってみました。

今回はフィルムカメラでなく、デジタルカメラでの撮影にしました(NIKON:D200)。連休明けとはいえ、園内は《きんつり軍団》をはじめ、観光バスツアー客で大混雑でしたが、午後遅くになるとこれら観光客も帰ってしまい、ライトアップの頃は空いてきました。撮影なら午後遅く来て《薄暮のライトアップ》が狙い目かも知れませんね。花撮影はあまり経験がありませんので絵葉書作品になってしまいますが、何枚かを投稿しますのでご笑覧ください。

         2008-05-09 加藤忠一記

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01*太鼓橋を行く人々と八重咲き紫藤*園内には何か所かに池があり、太鼓橋も架かっている。日傘をさした人たちが通るのをバックに入れて撮ってみた。

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02*道端のポピーと藤棚*このフラワーパークでは、四季それぞれにいろんな花が咲くように作られ、花好きな人たちを楽しませてくれる。道端に咲くポピーとスカシユリをいれて二色の藤棚を背景に入れてみた。

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03*つつじと白藤*赤色のつつじと白色の藤のコントラストが実に見事である。ただし、観光客が絶え間なく通り過ぎるので大分待たされた上での一瞬のショットだった。

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04*花園のライトアップ*夕方6時過ぎごろから園内がライトアップされる。昼間とは違った世界を見ることが出来る。

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05*ライトアップされた夜のフジ棚*何か所かある池の辺には、藤棚が水面の投影され目を楽しませてくれる。

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06*昼間の白藤*白色の藤は丁度満開で見ごろであった。

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07*ライトアップの白藤*昼間の白藤は平凡に見えたが、ライトアップされた白藤はバックが消えるのでその白さが浮かび上がってくる。

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08*昼間のむらさき藤*紫の藤は満開を過ぎ去り、色も薄くなりかけていたが、花つきと形のよさそうな木を探して撮ってみた。

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09*夜のむらさき藤*ライトアップされると紫色が鮮やかに映し出されていた。

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10*きばな藤のトンネル*園内には何か所かに黄色い藤も植えられているが、まだ若木が多く、トンネルになるのは大分先になりそうである。

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11*きばな藤の花房*若木の多いきばな藤であるがその枝に垂れ下がる様は愛らしい。

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12*八重咲きのむらさき藤*園内の藤はほとんどが一重咲きであるが、この木だけは八重咲きで見事な枝ぶりの大藤である。

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13*八重のむらさき藤*日本随一の《八重藤》といわれ、最も香りの強い藤とのこと。園内の最も中心にある藤棚である。

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14*八重のむらさき藤と白藤*枝の垂れ下がった八重の紫藤と白藤のコントラストに惹かれたワンショットである。

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15*八重の藤の枝ぶり*少し遠くから見るとブドウの房のように見え、この大藤の入口に入ってきた人は「ああ、ブドウだ」と叫びを上げていた。

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16*ライトアップされた八重の藤*ライトアップされるとこの大藤はボリューム感が出てきて幻想的であった。

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17*見事な大藤*《足利のフジ》として親しまれているフジの名木で、栃木県指定天然記念物となっている。東西36m、南北37m、幹回り5m、花房1.8mの棚面積世界一の《大藤》だそうである。

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18*さまざまな表情の大藤*この大藤は光の入り様やフラッシュをたくことで様々な表情を見せてくれる。このショットはこごれ陽をとらえた一枚である。

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19*紫色鮮やかな大藤*花房の紫色を表現するためフラッシュをたいてみると花房の紫色が一段と鮮やかに映し出された。

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20*緑色の大藤*フラッシュをたかずに自然光だけでとらえてみると、葉っぱやまわりの緑を映しこんでか、大藤全体が緑の世界へと変化していた。

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21*薄暮のライトアップに浮かび上がる大藤*午後6時過ぎになると園内がライトアップされる。薄暮の大藤にライトが照射される大藤をローアングルで撮ってみると幻想的な世界が写し出された。

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22*昼間の白藤のトンネル*このトンネル藤は1997年開園時に庭木仕立てのフジ25本を左右に植え造作されたと言われている。トンネルの長さは77m、高さ2,7m、樹齢90年と言われ、現在、トンネル仕様としては世界唯一で栃木県指定天然記念物となっている。

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23*トンネル藤の花房*花房の高さは50cmほどで、トンエルの中は甘く、やさしい香りに包まれ、その美しい純白の世界は見事の一言である。

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24*薄暮のトンネル藤*薄暮のトンネル藤を撮ってみた。トンネルの上部にまだ薄暗い空が映しこまれ、トンネルのあちこちから「綺麗だ!すばらしい“」との声が聞こえ始めた。

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25*池の水面に投影された藤棚*園内が闇に包まれると池の水面に藤棚が投影され始めた。池に映る水鏡効果の《夜の藤たち》は、この世のものとは思えないほどの美しさである。

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26*ライトアップされた夜の藤棚*夜の園内はいたる所がライトアップされ、園内散策者の目を楽しませてくれる。東北新幹線(小山経由)で行けば、都心から2時間もかからないで行くことが出来る。    《完》
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by chusan8611 | 2008-05-09 14:56 | 日本の風景