還暦を機に始めた撮影トレッキングに行ったネパールヒマラヤ・パキスタンカラコルム・ヨーロッパアルプス・日本アルプスなどの山岳写真のほか内外の風景写真を掲載しています。


by chusan8611
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CHUSANの写真ブログ《 感動発信! 感動共有! 》
NO44:オーストラリア紀行2009
~巨樹と小動物との出会い~

次女がオーストラリア・ブリスベンに居住していることから、たびたびブリスベンを訪れ、次女宅をベースに景勝地を訪れています。今年も1月中旬から一ヶ月ほど訪れましたが(その間、11日間ニュージーランド南島のアオラキ/マウント・クック峰などを撮影)、ご存知の通り、南半球に位置するため、日本とは気候が逆で、真夏の太陽をたっぷりと浴びて来ました。今回の旅では、ニュージーランド行の前後3週間ほどブリスベンに滞在し、世界遺産のラミントン国立公園の中にあるオライリー・ゲストハウスに宿泊して、オーストラリア固有の動物たちや原生林を撮影、さらにボタニック・ガーデン(植物公園)の巨樹などを撮影してきました。この国の人たちは、大変に緑を大切にしており、いたるところに公園が設置され、大きな木の下で野外パーティーをしたり、談笑しながら《スローライフ》を楽しんでいるようでした。そんな様子を含め、めずらしい木々や、小鳥、小動物などを作品として纏め、ブログ投稿してみました。ご笑覧ください。なお、オーストラリアの風物に興味のある方は、以前、投稿した下記のブログをご覧下さい。

(1)ブログNO12 ブリスベン紀行1998(2006-9-13公開:カテゴリ・世界の風景)
(2)ブログNO24 タスマニア紀行2007(2007-9-24公開:カテゴリ・世界の風景)
(3)ブログNO25 オーストラリア紀行2007(2007-9-28公開:カテゴリ・世界の風景)

2009-3-17  加藤忠一記

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01*ゴールドコーストの海岸にて:ゴールドコーストにて*ブルスベンを訪ねると必ず一回はゴールドコーストに行き、海辺近くのシーフード店でボイルしたエビやカニを買って、この屋外テーブルで食べることが多い。この場所は木陰もあり、地元の人たちや観光客が海風にあたりながら楽しそうに食事をしている。

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02*砂の芸術品:ゴールドコースト海岸にて*夏のゴールドコーストの海岸はサーファーや避暑客で大変な賑わいをみせる。ペリカンやカモメなども多く飛来し、子供たちがそれを追いかけている。砂場で《指の砂彫刻》を見つけた。最初、ギョットしたが、良く見ると大変立派に作られている。

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03*ブリスベン川の辺にて:ブリスベンにて*ブリスベン・シティを囲むようにブリスベン川が流れているが、その近くの畔は公園も多く、大きな木々が生い茂り、市民憩いの場所になっている。ブリスベン川では観光船やボートがのんびりと行き交っている。

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04*:ボトル・ツリーの下で:ブリスベンにて*日本食が食べたくなり、ブリスベン・シティに出かけたとき、徳利の形をした大きな木を発見、木の名前を聞いてみると《ボトル・ツリー》という答えがかえってきた。たしかによく見ると、幹の形が徳利にそっくりである。この公園一帯に何本もの《徳利》が見られた。徳利の木の下では丁度昼休みで、サラリーマンたちが談笑し、白鷺に似た鳥が遊んでいた。

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05*木陰のベンチにて:ブリスベン・ボタニックガーデンにて*この町の人たちや行政は緑を大切に保護し、公園には巨木が生い茂り、市民憩いの場所になっている。どこかの国?のように、国会議員の豪華宿舎を建てるため、公園にあるたくさんの木々を伐採するような無神経・無慈悲・自分勝手な国とは大違いである。

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06*緑の海原:ブリスベン・ボタニックガーデンにて*ブリスベン・ボタニックガーデンは町の真ん中に広大な敷地を確保し、樹齢何百年という巨木が生い茂り、たくさんの草花が植えられ、小鳥たちが囀っている。見渡す限り緑一色で《緑の海原》を見ているようである。

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07*巨木の腰回り:ブリスベン・ボタニックガーデンにて*この公園は創設時に植えられていた巨木を上手に配置して造られたのであろう。じつに立派な腰回りの巨木があちこちに見られる。どっしりと地中に根を下ろし、“どんな嵐にも負けないぞ“といった面構えを見せていた。

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08*巨樹上のギター演奏会:ブリスベン・ボタニックガーデンにて*どこからか、ギターの音色が聞こえてきたので周りをよく見ると、奇根の絡み合った樹上に若い女性が一生懸命ギターを弾いていた。近くの大学の女子生徒で、昼休みにはよくこの木の上で演奏を楽しんでいるという。カイドの娘婿の話では、この巨木はフィグ(Fig)という樹であるという。

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09*“この木なんの木?気になる木“:*オーストラリアには日本では見られない巨木や面白い花をつけた巨樹が多く見られる。これらの巨木はカメラの被写体にもってこいである。ただし、標準レンズでは入り切れないので「超広角レンズ」を使う。見事な花を咲かせているこの巨木は、10mm-20mmのレンズを使って、全体、真下、真横と角度を変えて何枚も撮ってみた。この木はポインシアナ(Poinciana)という木で、真っ赤な花が青空に映え印象的であった。オーストラリアでは公園や個人宅にも植えられている。


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10*ボトル・ツリーの下で:*この公園でも《ボトル・ツリー》を何本も見つけた。このときも昼過ぎで家族が木の下で食事をとっていた。ここでの食事は、どんな立派なレストランにも負けないすばらしい食事会であろう。

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11*オライリーのゲストハウス:Oreillys Rainforest Guest House:オライリー入口にて*世界遺産のラミントン国立公園の中にあるオライリーのゲストハウスの一泊旅行を楽しんでみた。自然の中でゆっくり出来るように設計された落ちついたホテルである。部屋にはテレビ・電話やパソコンなどを備えていないので、鳥の声や静けさに耳を傾けてリラックスした時間を過ごす事が出来た。オーストアラリ観光賞を何度も受賞しているゲストハウスだそうである。

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12*ツリー・ウォーク:オライリー遊歩道にて*ここは原生林がそのままの状態で保存され、ホテルを出ると、木道の遊歩道が造られ、ゆったりと《ツリー・ウォーク:Tree Walk》を楽しむことが出来る。遊歩道の途中には、地上16メートルに架けられた《ツリー・トップ・ウォーク》もある。何事も経験とばかりに挑戦したが、高所恐怖症の私は中間点であきらめた。

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13*巨木の板根(ブーヨング・Booyong):オライリー遊歩道にて*遊歩道の左右は高さ30mを超える巨木で覆われ、その根周りの大きさには驚かされる。これだけの高さを支えるには幅広い巨根は必要で、巨大な板根がどっしりと巨木を支えている。

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14*巨木の空洞:オライリー遊歩道にて*原生林には、たくさんの蔓類が巨木に絡まり、それらの巨木は、まきついた寄生植物に栄養分を吸い取られ、長い年月が経つと巨幹が空洞にされてしまう。この巨木も巨根が空洞になり、その中には、人が十分に入ることが出来る。私も巨根の中に入って見たが、自然界の神秘さを目の前に突きつけられた思いである。この木はストラングル・フィグ(Strangle Fig)という木で、フィグ(Fig)とはイチジクの木とのこと。

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15*鬱蒼たる原始林:オライリー遊歩道にて*遊歩道も中ほどになると、鬱蒼たる木々に覆われ、薄暗い世界が現出する。巨木にはシダや観葉植物などが幹に巻きついている。

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16*ユリの仲間たち:オライリー遊歩道にて*こごれ陽のあたる巨木の下には、色とりどりの花が咲き乱れている。この白い花はユリの仲間と思われるが、甘酸っぱい香りを周囲に放っていた。

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17*アゲハ蝶発見:オライリー遊歩道にて*紫色のユリの仲間を撮影していると《アゲハ蝶》が飛来し、花の蜜を吸い始めた。そっと近づき、何枚もシャターを押し続けた。

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18*バード・ウォーク:オライリーにて*ここでは自然観察ツアーの一つとして、有料の《バード・ウォーク(野鳥観察)》がある。専門の野鳥ガイドがいろんな野鳥を呼び寄せ解説してくれる。遊歩道を歩いていても気付かなかったが、ガイドが呼ぶといろんな野鳥が指先の餌を取りにくる。この鳥の名前は、リジェント・バワーバード(Regent Bowerbird)という鳥でオライリーの代表的な野鳥である。この鳥はメスであるが、メス鳥は羽根が黄色と黒の大変に美しい野鳥で、オライリーのトレードマークにもなっている。

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19*小さい野鳥:ホワイト・ブロウッド・スクラブレン(White-browed Scrubwren):オライリーにて*この小鳥は遊歩道の茂みに見え隠れしながらわれわれの後を追うようについてきた。体長7~8cmと小さく、小さな目が可愛らしい。

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20*切株にとまった野鳥(ウイップ・バード Whip Bird):オライリーにて*この野鳥は、バード・ウオークの時に朽ち果てた切り株の上に飛来した。トサカを広げ、一生懸命に存在をアピールする仕草が実に可愛かった。

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21*七面鳥の仲間:オーストラリアン・ブラッシュ・ターキー(Australian Brush-turkey)とブラック・ボーイ:オライリーにて*オライリーのゲストハウスの周辺には、野生の七面鳥の仲間:オーストラリアン・ブラッシュ・ターキーが数多く生息している。背後の木は《ブラック・ボーイ》というオーストラリア特有の木である。

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22*ポッサム現わる:オライリー・ゲストハウス・レストランにて*オライリーにはたくさんの小動物が生息し、園内のあちこちに姿を現す。レストランの窓際でディナーをとっていると、急に窓際の他の客たちが騒ぎ始めたのでそちらを見ると《ポッサム》が餌を物色し始めたのか、2匹ほど姿を現した。

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23*可愛いワラビー:オライリーにて*カンガルーにはいくつかの種類があり、立ち上がると体長2mにもなる《カンガルー》のほか、体長50~60cmの《ワラビー》や体長30cmほどの《パディー・メロン》などがいる。この写真は雌のワラビーで、お腹の中には赤ちゃんがいると思われる。

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24*小さいパティ・メロン:オライリーにて*夕方、落日の風景を撮影していると、芝生の斜面に餌を求めて《パディー・メロン》が現れた。ちょっと距離が遠く望遠撮影になったが、さかんにこちらを気にしていた。大変、臆病な小動物である。

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25*赤ちゃんを抱っこしたワラビー:*夕方近く、次女宅から車で20分ほどにあるコアラ公園に《コアラ》の撮影に出かけた。運悪く《コアラ》には出会えなかったが、あちこちで《ワラビー》が草を食んでいた。その中に大きな腹に赤ちゃんを抱え、時々、その赤ちゃんが顔を出しているのを見つけ、追跡撮影を始めた。200mの望遠レンズしか装着していなかったので限りなく近づこうとしたが、神経質なワラビーはすぐに逃げ去ってしまう。この写真はそんな「私とワラビーの追っかけっこ」の苦闘の末に撮れた一枚である。

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26*アンブレラ・ツリーに止まったオーム(ロリキート):ブリスベン次女宅付近にて*次女宅に滞在中、野鳥が多いので、よくカメラ片手に散歩に出かけた。このオームは《ロリキート》という種類で、葉が傘に似た形をしている《アンブレラ・ツリー》の実を食べに来ていた。

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27*色鮮やかなオーム(クリムソン・ロゼラ:Crimson Rosella):オライリーにて*オライリーでは観光用にオームの餌付けをしている。もちろん、野鳥であるのでこちらの思うようなスナップは撮りにくい。

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28*鮮やかな色合いのオームの羽根模様(クリムソン・ロゼラ:Crimson Rosella)::オライリーにて*この種のオームは羽根の模様が大変にすばらしい。何枚かシャッターを切った内の一枚である。

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29*:私だけのオームのカンザシ(クリムソン・ロゼラ:Crimson Rosella):オライリーにて*オームは餌をもった腕や指には飛来するが、こちらが撮りたいポーズのところには止まってくれない。白髪の老婦人の頭にオームが来るのをじっと待ち続けた。とうとうしびれを切らして諦めかけた瞬間、見事に頭上着陸してくれた。正面ではプライバシーがあるので後方から狙って見た。

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30*:“オームさん こんにちは“(クリムソン・ロゼラ:Crimson Rosella):オライリーにて*子供たちにオームが止まるのも被写体としては「狙い目」である。大人では作られた笑顔しか見せないが、子供の表情は極めて自然で可愛い。この子の上目つかいの表情とオームの子供の顔を見下ろす仕草が面白かった。
          以上
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by chusan8611 | 2009-03-16 21:05 | 世界の風景
CHUSANの写真ブログ 《 感動発信! 感動共有! 》
NO43:ニュージーランド紀行2009
~マウント・クックからミルフォード・サウンドへの旅~

私の写真撮影山旅は、いままで、ヒマラヤ山脈やカラコルム山脈、中国横断山脈、ヨーロッパ・アルプスなど「北半球」に位置する山々での撮影が多く、いつの日か、「南半球」の山を撮影したいと思っていました。この1月中旬にその機会が訪れ、ニュージーランド南島にあるサザン・アルプスの名峰《マウント・クック Mt・Cook 3754m:ニュージーランド最高峰》を撮影してきました。実は、オーストラリア・ブリスベンに次女が居住していることから、たびたび同国を訪れ、その機会を利用して《タスマニア島》などを撮影してきましたが、今回は、オーストラリアからニュージーランド南島に入り、ランドクルザーを走らせながら、11日間にわたり同島をほぼ一周する旅をしてきました。 
ニュージーランドといえば、《森と湖、羊の国》という印象ですが、たしかに、森と湖水に囲まれ、人口(人口400万人:国土は日本の四分の三)の数倍もの羊王国で、何処に行ってもルピナスが咲き乱れる牧場の連続でした。
オーストラリア・ブリスベンからニュージーランド・クライストチャーチに入り,南島のほぼ中央部から北西部を縦断し、マウント・クックをはじめサザン・アルプスの山並みや氷河の撮影をしながら、フィヨルドで有名なミルフォード・サウンドの一泊クルーズを楽しんだりして来ました。その何枚かの作品を投稿しますのでご高覧ください。
2009-3-15  加藤忠一記

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01*クライストチャーチ・大聖堂:クライストチャーチにて*今回の旅はオーストラリア・ブリスベンで1週間滞在した後、ブリスベンからニュージーランド南島の《クライストチャーチ》に入り、帰りも、ここからブリスベンに帰った。南島最大の人口をもつクライストチャーチは、南島中央部に位置し、ニュージーランドでも北島のオークランド、ウエリントン(首都)に次ぐ国内第三の都市である。町の中心にある大聖堂に象徴されるように、ここは《イギリス以外で最もイギリス的な町》と形容される。ニュージーランドはかってイギリスの植民地であり、今でも国家元首はエリザベス女王である。

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02*花が咲き乱れるテカポ湖:テカポ湖にて*クライストチャーチからマウント・クックに向かう途中、深いターコイズブルーをたたえた湖《テカポ湖:Lake Tekapo》がある。湖面の向こうにはサザン・アルプスの山並みが聳え湖面に反射していた。この時期はルピナスの花も散ってしまっていたが、この湖はニュージーランドを代表する美景である。

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03*湖面鮮やかなプカキ湖:プカキ湖にて*テカポ湖を過ぎてしばらくすると,湖面が美しいプカキ湖(Lake Pukaki)が見えてくる。湖面はミルキー・ブルーと呼ばれる独特な色で、テカポ湖とは違った美しさがある。湖面の向こうにはサザン・アルプスの名峰《Mt・Cook》が投影されていた。

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04*マウントクック飛行場のスキー・プレインへ:マウント・クック飛行場にて*マウント・クックの宿泊基地《ハーミテージ・Hermitage》に到着後、天候が快晴であったので、急遽、マウント・クックへの遊覧飛行に出かける。空港ガイドによれば、この地は快晴が少なく、ヘリコプターや小型飛行機の遊覧飛行もチャンスが少ないという。

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05*空撮 マウント・クックとタズマン氷河湖:スキー・プレインにて*マウント・クックと氷河遊覧飛行は8人乗りの小型飛行機で70分の遊覧を楽しむ。飛行場を飛び立ってすぐに、正面上部に名峰《Mt・Cook 3754m》が見え、左下にタズマン氷河湖が見えてくる。

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06*フランツ・ジョセフ氷河に着陸:フランツ・ジョセフ氷河にて*飛行場を飛び立って、しばらくはサザン・アルプスの山並みのすぐ上を飛行し、氷河の真上を旋回しながら最初の着陸地点《タズマン氷河・Tasman Glacier。標高2000m》に着陸し、10分ほどの休憩後、次の着陸地《フランツ・ジョセフ氷河:Franz Josef Glacier》に着陸する。小型飛行機の車輪にはスキーを着けているのでスムーズな着陸である。ここフランツ・ジョセフ氷河(標高2500m)は、岩肌も荒々しい山並みが周囲を囲んでいる。氷河上を散策したが、快晴の午後4時頃のため気温が高く、歩くと膝までめり込んでしまう。ここでは、パイロットがグループ単位に記念スナップを撮影してくれるサービスがあった。

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07*サザン・アルプスの山並みと氷河:スキー・プレインにて*フランツ・ジョセフ氷河では20分ほどの休憩の後、マウント・クックやマウント・タズマンを眺めながら、サザン・アルプスの山並みの遊覧をして70分ほどの飛行を終え、マウント・クック飛行場へ帰りつく。 

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08*ヒラリー卿像とマウント・クック:ザ・ハーミテージ・ホテル前にて*ザ・ハーミテージ・ホテル前の展望台にはオークランド出身のエドモンド・ヒラリー卿の銅像が建ち、その向こうには名峰マウント・クックが聳え立っている。エドモンド・ヒラリーはエヴェレストの初登頂者として有名な登山家であり、ニュージーランドの英雄である。彼の功績を讃えた記念館がホテル内に設けられ、彼の使用したピッケルなどの登山用品が展示されている。

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09*朝のマウント・クック峰:ザ・ハーミテージ・ホテル前にて*マウント・クック峰のベースであるザ・ハーミテージ・ホテルには3日間滞在し、朝夕のマウント・クック峰の撮影や氷河遊覧飛行、周辺ハイキング、タズマン氷河湖ボートなどを楽しんできた。朝のマウント・クック峰は、いろんな形の雲が頂上付近に飛来しては飛び去って行った。

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10*赫光のマウント・クック峰:ザ・ハーミテージ・ホテル前にて*アオラキ/マウント・クックはニュージーランドの最高峰(標高3754m)であり、最も人気の高い秀峰である。《アオラキ・Aoarki》とはマオリ語で「雲を突き抜ける山」を意味しており、一般的に英語名の《マウント・クック・Mt Cook》と併記される。この山を中心に標高3000mを超える18のピークと、谷間を埋める数多くの氷河によって形成されるサザン・アルプス山脈は、まさに、《南半球のアルプス》の名にふさわしい。

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11*氷河ボート遊覧:タズマン氷河湖にて*ハーミテージ・ホテル滞在中は連日快晴に恵まれ(ガイドの話では、ここは多雨地帯で快晴の日が続くのは珍しいという)、半日ほど《タズマン氷河湖ボート遊覧》に出かけた。基地から一時間半ほど歩くと氷河の畔に着く。ここでライフジャケットを着装し、2時間ほどのボート遊覧がはじまる。ボートには10人ほどが乗船しガイドがタズマン氷河湖の説明を種々してくれる。ボートは氷河のすぐ傍に行ってくれる。この氷河は一番新しいもので、氷の塊が青白く輝いていた。

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12*崩れ落ちた氷塊:タズマン氷河湖にて*氷河の末端か崩壊し、いろんな形の氷塊が氷河湖に浮かんでいる。その色や形はまちまちで、ガイドはいつごろに崩壊した氷河であるかを説明してくれる。この手前の氷塊は新しく、2日~3日ほど前に崩壊した氷河で奥の氷河は古いという。

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13*崩れ落ちた氷塊2:タズマン氷河湖にて*湖上に浮かぶ氷河は、全体の四分の一程度が水面に出ており、大半は水中に沈んでいるという。氷塊の形や色合いもまちまちでこの氷塊は、高さが目測で20mほどであった。

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14*氷河の舌端(末端)を見る:タズマン氷河湖にて*タズマン氷河の舌端(末端)は深く切り込んでおり、崩壊面(壁)は青白くむき出しになっている。氷河の舌端(末端)は高さ30m~40mほどで切り口の上は厚いモレーン(砂利などの堆積物)で覆われている。ボートはすぐ近くまで近づいてくれるが、時々、氷河が崩壊する音や水しぶきが望見された。

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15*クイーンズタウン点描:ボブズ・ピーク展望台にて*風光明媚なニュージーランド南島の中でも、特に一年を通じて国内外の観光客が多く訪れるのがクイーンズタウンである。荘厳に聳え立つ山々に囲まれ、美しくきらめくワカティブ湖畔には《ビクトリア女王に相応しい》と名付けられた町が広がる。

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16*:コロネットピークに広がる彩雲:ワカティブ湖畔のマンションにて*ワカティブ湖畔のマンションからは真下に湖が広がり、その上にコロネットピークなどの山並みが見える。マンションのベランダから朝の日の出時の撮影をしていると、日の出直前に上空の雲が輝きはじめ、見事な《彩雲》が出始めた。

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17*先住民族マオリのパフォーマンス:ボブズ・ピーク展望台にて*ボブズ・ピーク展望台では、いろんな娯楽施設が整い、先住民族《マオリ》の人々によるショー「キーウィ・ハカ Kiwi Haka」では、歌や踊りのパフォーマンスを見ることが出来る。ショー終了後、マカオの出演者たちとの交流があり記念撮影にも応じてくれる。
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18*先住民族マオリのパフォーマンス:ボブズ・ピーク展望台にて*「ハカ」は、マオリ男性によって戦闘の前に行われる踊りの儀式で、ラクビーの国際試合で《オールブラックス》が披露するパフォーマンスが有名である。腹の底から強い声を出し、自分の魂を映し出すために目を大きく見開き、舌を突き出して相手を威嚇する勇者の顔が印象的であった。

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19*蒸気船TSSアーンスロー号のクルーズ:クイーンズタウン・ワカティブ湖にて*クイーンズタウンの町が面するワカティブ湖は細長いSの字を描いたような氷河湖で、昼間晴れていると湖面がコバルトブルーに輝き何ともいえない美しさが現出される。この湖では《蒸気船クルーズ》を楽しむことが出来る(画面右に煙を出しているのがTSSアーンスロー号である)。

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20*蒸気船TSSアーンスロー号が行く:クイーンズタウン・ワカティブ湖にて*《湖上の貴婦人》と称されるTSSアーンスロー号は、1912年に造られた二輪スクリューの蒸気船で、遠隔地に住む住民や家畜の輸送に使われていた。石炭が燃料の客船としては南半球唯一の存在とのこと。船内では飲み物や軽食も用意され、蒸気機関も公開され、石炭の投入やピアノの生演奏で日本の歌なども披露してくれた。

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21*庭の美しいB&B宿泊宅:テナウ・Te Anauにて*今回の旅では10泊であったが、宿泊はホテル・アパートメント(マンション)・B&B・などに泊った。ホームスティのような楽しい雰囲気のB&Bでは、個人の家が解放され、数組の宿泊客と談笑しながらの食事会もあり、実に貴重な経験であった。観光立国の国だけに個人宅(学校の先生宅や弁護士宅などに宿泊した)が観光客用に開放されている。昼食は町のレストランですませたり、時には湖畔などで簡単な食事を作って食べたりした(ランクルにクーラーを積載し、果物・食材を保管)。

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22*羊軍団のお通り:キングストン郊外にて*人間より羊の数の方が多いと言われる国だけに、たびたび羊や牛などの道路横断で車はストップされる。この国では《動物横断最優先》である。車も羊や牛の横断が終わるまでのんびりと待っている。道路の左右には羊・牛・シカ(食用)・アルパカ(ニュージーランドは涼しい気候などで飼育されている)などの牧場が散見される。

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23*怪鳥・ケア・Kea:ミルフォード・サウンド入口トンネルにて*ニュージーランド南島の山岳地帯に住むオウムの仲間。体長50cmほどで、全体が緑褐色をしている。飛びながら“キィアァー”と甲高く、良くとおる声で鳴くのですぐに分かる。人を恐れず(カメラで近づいても逃げない)、時には人間の持ち物を奪い去ることもあるという。この国は《人間王国》でもあるが、野鳥たちにとっても《野鳥天国》であり、小鳥たちの数と種類の多さにビックリである

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24*ミルフォード・サウンド風景:ミルフォード・サウンドにて*現在、フィヨルドランドで最も人気のある見どころの一つである《ミルフォード・サウンド》とは、《入り江》という意味である。氷河によって垂直に近い角度で削り取られた周囲の山が、1000m以上にわたり海に落ち込んでいるという壮大な眺めは、ニュージーランドを代表する絶景の一つといわれている。ただし、ここは多雨地帯(年間降水量8000mm)で晴れる日が少なく、訪れた2日間は曇り空で湾内には霧が立ち込め、氷河を抱いた山々(タズマン海に向かって湾内左にはマイターピーク:Mitre Peak 1692m、右にはジ・エレファント:The Elephant 1517mが屹立しているが・・)はついに姿を見ることが出来なかった。

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25*オーバーナイト・クルーズ:ミルフォード・サウンド湾内にて*ミルフォード・サウンドの旅行者は例外なくサウンド(入り江)内を周遊するクルーズを楽しむ。折角なので一泊のクルーズ(オーバーナイト・クルーズ)を楽しんだ。PM:4:30出港、翌朝のAM9:30帰港である。船は《ミルフォード・マリナー号》で中型船である。中型船だと滝の真下まで突っ込んで120mの落差を実感させてくれるという。出港して落差150mほどの滝を見たり、ニュージーランド・オットセイ(ここではクジラ・ウオッチングが出来るが夏は無理という)などを見ながら湾内を進む。湾内中央で停泊し、船上からシーカヤックを下ろして漕いて湾内を周遊したり、ボートに乗り替えて湾を周遊させてくれる。船内の部屋は、ツインベット・バス・トイレ付で大変ゆったりしていた。

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26*船内でのディナー:ミルフォード・マリナー号船内にて*船内での食事は料理人が腕を奮って作ってくれたものでバイキング方式であった。種類や味も豊富で、ニュージーランド・ワインを飲みながら楽しんだ。特に、シカ肉が美味しく焼き上がっていた。食後のデザートもこの写真で見るように豊富で、皆さん皿に大盛りにして楽しんでいた。

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27*早朝の湾内風景:ミルフォード・マリナー号にて*オーバーナイト・クルーズでは早朝の静まり返ったフィヨルドの景観を見られるのが魅力の一つである。この朝は夜半来のあめが上がり、海霧が周囲に立ち込めて、その霧が海面に投影され、僚船が出航して行く影も幻想的であった。ミルフォード・サウンドならではの風景である。

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28*大滝に突っ込んで行く僚船:ミルフォード・マリナー号にて*夜半来の降雨のためか、120m近い滝からの水量は豊富で、圧倒的な迫力で海面に落ちてくる。落下する滝を目がけて、船首を突っ込んで行く僚船。サウンド沿いの急峻な山は岩がちで、土壌が水を含みにくいため、降った雨はたちまち岩山のあちこちで滝となって激しく流れ落ち、水煙が幻想的に舞い上がる。海に落ち込む壮観さに、ただただ感動であった。

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29*フオックス氷河:フオックス氷河展望台にて*ミルフォード・サウンド遊覧後、北西の海岸を北上し、タスマン海近くにまで落ち込む氷河、《フオックス氷河(Fox Glacier)》と《フランツ・ジョセフ氷河(:Franz Josef Glacier)》を撮影した。ヒマラヤ(氷河は標高5000mでないと見えない)やカラコルム(ここでは標高3000m)、ヨーロッパアルプス(ここは標高4000m)などでも氷河はいくつも撮影してきたが、ここでは標高が300mという低い位置で、それも海岸から2kmほどのところに忽然と氷河が現れるのにはビックリである。これらの氷河は内陸部(表側)からスキー・プレインの小型飛行機で空撮したが、今度は裏側の海岸から徒歩で行き撮影した。

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30*青白く輝くフランツ・ジョセフ氷河の氷壁:ジョセフ氷河展望台にて*小型飛行機で氷河を上空から見ると谷を流れる文字通りの《氷の河》であるが、氷河末端部を下から見ると、《氷の壁》である。フランツ・ジョセフ氷河(:Franz Josef Glacier)の末端部(舌端)は氷河が流れ落ちる圧力で、平であった雪面に無数の亀裂が生じ、それが氷河上の深いクレパス(Crevasse)となって落ち込み、その氷面は深く切り込まれ、青白い輝きを放っていた。       以上
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by chusan8611 | 2009-03-15 15:39 | 世界の山岳風景