(14)秋の大雪・旭岳&裏大雪・高原沼
2006年 10月 28日
Chusanの写真ブロブ《感動発信!感動共有!》
NO14:秋の大雪・旭岳&裏大雪・高原沼
(今年の紅葉前線も山から里へ下りてきましたネ。)9中旬急に思い立って《大雪の紅葉》の撮影に出掛けました。NHKテレビで旭岳に新雪が降り、紅葉とのコントラストがすばらしいとの報道につられて出掛けてみました。
秋の旭岳には現役時代に何度も登り、紅葉の見事さを見ていますので期待して行ったのですが、残念ながら、数日前から霜が降り樹々の葉が黒っぽく縮んでしまい、イメージの紅葉風景は撮影できませんでした。もっとも、新聞やテレビでの写真は、一番見事な時期を選びヘリコプターでの空撮で、ベスト・ポイントを空から探して撮影したものです。われわれのように地上から歩いて探すポイントでは報道写真のような見事な作品はできませんね。
それでもあちこち探しながら、何本か撮影して来ました。朝一番のロープウェイ(AM6:00)で姿見の池に行き、帰りは登山道を下山しながら撮影しましたが、三合目から五合目にかけては最盛期でした。ただし、この辺は《旭岳》が入らず、ただの《紅葉写真》になってしまいました。
また、デジカメ(ニコンD200)で撮影した作品は《chusanのハマ通信》で先般公開しましたが、この作品は、フィルムカメラ(ASAHI・PENTAX645N)で撮影したフィルムをスキャンした作品です。
なお、2000年9月中旬に裏大雪の高原沼の紅葉撮影をしましたが、その時の写真のいくつかを掲載します。裏大雪は表大雪(旭岳)と違い交通手段がマイカーのみで不便です。しかし、その分人が入っておらず静かな撮影が出来ました。
2006-10-27 加藤忠一記
01*秋彩の池塘・姿見の池駅展望台にて*早朝一番のロープゥエイで姿見の池駅の展望台に立つ。丁度、真向かいの草原の池塘に光が差し込み始め、薄い朝靄の中五色に染まった池塘風景が展開された。
02*光るチングルマ・姿見の池にて*早朝の登山道は一部凍りつき、道端の草原は霜で真っ白くなっていた。草紅葉と白い霜とのコントラストが気に入り、朝一番の光りが差し込むのを待つ。枯れたチングルマは《綿毛の帽子》を被り、何列にもなって並んでいた。そこへ最初の朝光が差し込むと逆光の中一斉に輝き始めた。
03*草紅葉紋様・姿見の池にて*左右の登山道脇の草原は霜で白くなり、その中に草紅葉が点在している。綿毛をまとったチングルマが白く輝いている。
04*秋彩の斜面・姿見の池にて*姿見の池に行く途中の斜面で山稜の一部に朝日が差し込み始め、まだ影の部分との陰陽ができ、色合いも四段模様を見せ始めた。
05*草紅葉と旭岳・姿見の池にて*旭岳の右山稜から朝日が差し込むと姿見の池上部の噴煙が輝き始め、手前の草紅葉にも光が当たって行く。
06*旭岳展望・姿見の池駅展望台にて*姿見の池から裾合平を歩き姿見の駅展望台に着いた頃は、陽がすっかり高くなり展望台前のナナカマドが輝いていた。
07*旭岳倒影・姿見の池にて*この辺りの草紅葉は黒ずんで盛りをすぎ、姿見の池は地獄谷から上る噴煙を写し込んでいた。
08*秋彩の旭岳・姿見の池にて*姿見の池を回りこみ裾合平との合流点まで来ると、まだ草紅葉が斑模様に残り、池には噴煙と旭岳が倒影されていた。
09*秋色の旭岳倒影・姿見の池駅展望台前にて*姿見の池駅展望台前に出てみると、小さな池の稜線の向こうに旭岳が見え、かがみ込んで見ると紅葉の木々が倒影されていた。
10*晩秋模様の山稜と旭岳・登山道五合目付近にて*姿見の池から登山道を下ってみた(およそ二時間)。五合目上部はまだ名残の紅葉が見られたが、全体的には黒ずんで紅葉が盛りを過ぎていた。
11*錦秋の斜面・登山道四合目付近にて*登山道を四合目付近まで下ってくると紅葉も見事な色合いを見せてくれた。斜面の向こうには霞んだ《十勝岳連峰》が遠望された。
12*錦秋の斜面と十勝岳・登山道四合目付近にて*トップライトであったが、斜面全体に日が当たり錦秋の斜面が色とりどりに輝き、山稜の向こう遙かに十勝岳が遠望された。
13*木道にて・登山道二合目付近にて*登山道二合目付近まで来ると紅葉も今が盛りである。木道を前面に入れ広角レンズでパンフォーカスに切り取ってみた。
14*青空に映える紅葉・高原沼にて*高原温泉を出発して間もなく薄暗い林が続き、その切れ間に秋空が覗き、そこからこごれ陽が差し込んで紅葉の枝が輝いていた。
15*錦秋の高原沼・高原沼にて*高原沼に到着すると急に視界が開け、沼の水面には周囲の紅葉が見事に倒影されていた。
16*映える五色の紅葉・高原沼にて*高原沼入り口の沼では濃い緑のとど松の中、ナナカマドをはじめ色とりどりの木々が紅葉し、それが水面に映え北国の秋本番を演出していた。
17*沼面の紅葉・高原沼にて*高原沼は大小さまざまに点在し、奥に進むに連れて沼面には小さな浮島が見られる。その小さな浮島の周囲には木々の紅葉が倒影されている。
18*名残の秋色・高原沼にて*水草も周囲の木々の紅葉に負けじと自己主張していた。枯れかかった色合いの中何本かの草は緑を残し絶妙なハーモニーを見せていた。
19*沼面の紅葉四段模様・高原沼にて*高原沼も奥に進むと水草の浮島も横に大きくなった島が見られ、よく見るとその帯は四段模様に映えていた。
20*錦秋の斜面・高原沼にて*高原沼の折り返し地点まで来るとその奥は赤岳に続く山稜となる。そのいくつも重なりあった斜面は五色の色合いを見せていた。 《完》
NO14:秋の大雪・旭岳&裏大雪・高原沼
(今年の紅葉前線も山から里へ下りてきましたネ。)9中旬急に思い立って《大雪の紅葉》の撮影に出掛けました。NHKテレビで旭岳に新雪が降り、紅葉とのコントラストがすばらしいとの報道につられて出掛けてみました。
秋の旭岳には現役時代に何度も登り、紅葉の見事さを見ていますので期待して行ったのですが、残念ながら、数日前から霜が降り樹々の葉が黒っぽく縮んでしまい、イメージの紅葉風景は撮影できませんでした。もっとも、新聞やテレビでの写真は、一番見事な時期を選びヘリコプターでの空撮で、ベスト・ポイントを空から探して撮影したものです。われわれのように地上から歩いて探すポイントでは報道写真のような見事な作品はできませんね。
それでもあちこち探しながら、何本か撮影して来ました。朝一番のロープウェイ(AM6:00)で姿見の池に行き、帰りは登山道を下山しながら撮影しましたが、三合目から五合目にかけては最盛期でした。ただし、この辺は《旭岳》が入らず、ただの《紅葉写真》になってしまいました。
また、デジカメ(ニコンD200)で撮影した作品は《chusanのハマ通信》で先般公開しましたが、この作品は、フィルムカメラ(ASAHI・PENTAX645N)で撮影したフィルムをスキャンした作品です。
なお、2000年9月中旬に裏大雪の高原沼の紅葉撮影をしましたが、その時の写真のいくつかを掲載します。裏大雪は表大雪(旭岳)と違い交通手段がマイカーのみで不便です。しかし、その分人が入っておらず静かな撮影が出来ました。
2006-10-27 加藤忠一記
01*秋彩の池塘・姿見の池駅展望台にて*早朝一番のロープゥエイで姿見の池駅の展望台に立つ。丁度、真向かいの草原の池塘に光が差し込み始め、薄い朝靄の中五色に染まった池塘風景が展開された。
02*光るチングルマ・姿見の池にて*早朝の登山道は一部凍りつき、道端の草原は霜で真っ白くなっていた。草紅葉と白い霜とのコントラストが気に入り、朝一番の光りが差し込むのを待つ。枯れたチングルマは《綿毛の帽子》を被り、何列にもなって並んでいた。そこへ最初の朝光が差し込むと逆光の中一斉に輝き始めた。
03*草紅葉紋様・姿見の池にて*左右の登山道脇の草原は霜で白くなり、その中に草紅葉が点在している。綿毛をまとったチングルマが白く輝いている。
04*秋彩の斜面・姿見の池にて*姿見の池に行く途中の斜面で山稜の一部に朝日が差し込み始め、まだ影の部分との陰陽ができ、色合いも四段模様を見せ始めた。
05*草紅葉と旭岳・姿見の池にて*旭岳の右山稜から朝日が差し込むと姿見の池上部の噴煙が輝き始め、手前の草紅葉にも光が当たって行く。
06*旭岳展望・姿見の池駅展望台にて*姿見の池から裾合平を歩き姿見の駅展望台に着いた頃は、陽がすっかり高くなり展望台前のナナカマドが輝いていた。
07*旭岳倒影・姿見の池にて*この辺りの草紅葉は黒ずんで盛りをすぎ、姿見の池は地獄谷から上る噴煙を写し込んでいた。
08*秋彩の旭岳・姿見の池にて*姿見の池を回りこみ裾合平との合流点まで来ると、まだ草紅葉が斑模様に残り、池には噴煙と旭岳が倒影されていた。
09*秋色の旭岳倒影・姿見の池駅展望台前にて*姿見の池駅展望台前に出てみると、小さな池の稜線の向こうに旭岳が見え、かがみ込んで見ると紅葉の木々が倒影されていた。
10*晩秋模様の山稜と旭岳・登山道五合目付近にて*姿見の池から登山道を下ってみた(およそ二時間)。五合目上部はまだ名残の紅葉が見られたが、全体的には黒ずんで紅葉が盛りを過ぎていた。
11*錦秋の斜面・登山道四合目付近にて*登山道を四合目付近まで下ってくると紅葉も見事な色合いを見せてくれた。斜面の向こうには霞んだ《十勝岳連峰》が遠望された。
12*錦秋の斜面と十勝岳・登山道四合目付近にて*トップライトであったが、斜面全体に日が当たり錦秋の斜面が色とりどりに輝き、山稜の向こう遙かに十勝岳が遠望された。
13*木道にて・登山道二合目付近にて*登山道二合目付近まで来ると紅葉も今が盛りである。木道を前面に入れ広角レンズでパンフォーカスに切り取ってみた。
14*青空に映える紅葉・高原沼にて*高原温泉を出発して間もなく薄暗い林が続き、その切れ間に秋空が覗き、そこからこごれ陽が差し込んで紅葉の枝が輝いていた。
15*錦秋の高原沼・高原沼にて*高原沼に到着すると急に視界が開け、沼の水面には周囲の紅葉が見事に倒影されていた。
16*映える五色の紅葉・高原沼にて*高原沼入り口の沼では濃い緑のとど松の中、ナナカマドをはじめ色とりどりの木々が紅葉し、それが水面に映え北国の秋本番を演出していた。
17*沼面の紅葉・高原沼にて*高原沼は大小さまざまに点在し、奥に進むに連れて沼面には小さな浮島が見られる。その小さな浮島の周囲には木々の紅葉が倒影されている。
18*名残の秋色・高原沼にて*水草も周囲の木々の紅葉に負けじと自己主張していた。枯れかかった色合いの中何本かの草は緑を残し絶妙なハーモニーを見せていた。
19*沼面の紅葉四段模様・高原沼にて*高原沼も奥に進むと水草の浮島も横に大きくなった島が見られ、よく見るとその帯は四段模様に映えていた。
20*錦秋の斜面・高原沼にて*高原沼の折り返し地点まで来るとその奥は赤岳に続く山稜となる。そのいくつも重なりあった斜面は五色の色合いを見せていた。 《完》
by chusan8611
| 2006-10-28 11:16
| 日本の山岳風景