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還暦を機に始めた撮影トレッキングに行ったネパールヒマラヤ・パキスタンカラコルム・ヨーロッパアルプス・日本アルプスなどの山岳写真のほか内外の風景写真を掲載しています。


by chusan8611
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(19)北海道流氷紀行2005

Chusanの写真ブロブ《感動発信!感動共有!》
NO19:北海道流氷紀行2005

(今年も北海道オホーツク沿岸に流氷が接岸する時期となりました。今年は暖冬とのことで各スキー場では雪不足に悩まされているようですが、寒気団が南下して来ないと流氷の接岸時期も遅れそうです。)

さて、現役の札幌時代に流氷は何回か網走&北見紋別で見たことがありますが、最近では2005年2月上旬に一般の観光ツアーに参加し、網走港の《流氷砕氷船・おーろら号》で遊覧してきました。しかし、この時は時期が一週間ほど早く、網走港周辺は「蓮の葉氷」が押し寄せている程度で流氷は漂着していませんでした。《青白く輝く流氷群にオジロワシやオオワシが群れ飛び、流氷の上でホッケやタラを口に銜えてこちらを睨み返している大鳥の姿》などイメージしていたのですが・・・・。

シベリア・アムール川の真水がオホーツク海に流れ込み、寒気団によって凍結し流れ漂うのが流氷ですから、寒気団の張り出し方で流氷着岸が左右されるのは仕方ありません。それにしても、あらかじめ行程が決まっている一般ツアーでは、この種の写真(それも傑作写真)は撮れませんね。折角出掛けるのであれば《流氷情報》を確認して行かないと傑作写真は撮れません。

ところで、流氷撮影は網走港の《おーろら号》より北見紋別の《ガリンコ号》乗船の方が沖合いの大きな流氷の傑作写真が撮れそうです。

2007-1-29 加藤忠一記

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01*流氷帯を行くおーろら号*網走港の流氷見学は《流氷砕氷船・おーろら号》に乗船して約2時間程度の遊覧になる。この日はかなり沖合いまで出てくれたが、シャーベット状の蓮の葉氷の流氷しか見られなかった。午後3時の出航で夕照のおーろら号にカモメが群がって飛んでいた。

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02*流氷帯を行くカモメ*遊覧船では観光客がカモメにエサを投げるので、カモメたちが遊覧船の後を追いかけてくる。折からの夕日を浴びて蓮の葉氷の流氷帯が赤く染め上がっていった。

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03*カモメ隊が行く*おーろら号の前後左右は群れ飛ぶカモメで騒々しい。望遠や広角で面白そうなショットをいくつか切り取ってみる。

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04*カモメの単独飛行*流氷砕氷船の観光客が投げ与えるエサが終わるとカモメたちも現金なもので三々五々帰って行く。形の良さそうなカモメを追いかけて撮ってみた。

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05*落日の流氷帯*夕方近い帰港のため網走市街の丘に夕日が沈みかけ、夕陽が流氷帯を赤く染め上げていた。

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06*落日の流氷帯2*丘の向うに夕日が沈むと蓮の葉氷の渕が白く浮かび上がって幻想的になった。

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07*冬の摩周湖*冬の観光ツアーですから流氷観光の翌日は道東観光になる。まず網走市内見物から摩周湖展望台へ。摩周湖は風が強く地吹雪であったが、強風のため中島をはじめ周囲の山々はくっきりと見渡すことができた。

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08*冬の摩周湖・浮かび上がる中の島*《霧の摩周湖》に代表されるように、摩周湖はなかなか晴れてくれないようであるが、この日の摩周湖は遠くまで見渡せることが出来た。湖面の藍色と中ノ島の白い雪が対照的であった。

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09*冬の摩周岳*着雪のない摩周岳は山容も平凡であるが、雪のある摩周岳はそれなりに立派な山に変身している。

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10*オオハクチョウの夫婦飛行*摩周湖遊覧のあと屈斜路湖に向かう。この時期の屈斜路湖はオオハクチョウの飛来が盛んで湖面はたくさんのオオハクチョウたちの「コウコウ」という鳴き声が響き渡る。ハクチョウたちの飛来を何回か撮っていると夫婦者だろうか二羽が飛来してきた。

(19)北海道流氷紀行2005_d0091834_1982561.jpg

11*オオハクチョウの夫婦飛行*オオハクチョウたちは氷に閉ざされる極寒のシベリアから冬を越すため日本に渡ってくる。この二羽もシベリアから越冬のため飛来したのであろうか。

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12*オオハクチョウの愛の讃歌*湖面の辺り一帯には飛来したオオハクチョウの泣き声が響き渡る。つがいの鳥たちは盛んに鳴き合っている。形の良さそうなペアを探して切り撮ってみた。  《完》
by chusan8611 | 2007-01-29 19:14 | 日本の風景